放映権10億円に育ったリトルリーグ世界大会 (1/2ページ)

2015.09.03


リトル世界一に輝いた東京北砂が1日に帰国。清宮弟(左から3番目)は活躍を報じる新聞を熟読【拡大】

 さきごろ米メリーランド州ウォルドーフ市に滞在しました。人口8万人ほどの、ワシントンDCのベッドタウン。新築アパートが立ち並び、建設中のそれも数多く活気にあふれています。さすが先進国で唯一人口が着実に増加している米国だと感心しました。

 8月30日(日本時間同31日)には、リトルリーグ世界選手権決勝がペンシルベニア州ウィリアムズポートで行われ、東京北砂が18−11で勝利。日本代表は最近6年で4度の優勝となりました。私は米独立リーグのサザンメリーランド・ブルークラブズの本拠地でパトリック・デイ球団社長とテレビ観戦し誇らしい気持ちになりました。

 しかし、この大会の枠組みを創造したのは米国。テレビ放映権が年間10億円に上るイベントに育ち、ウィリアムズポートはリトルリーグの聖地として全米に知られ、日本の野球関係者にもおなじみです。決勝は毎年「全米ブロック」を勝ち抜いた米国王者と、その他の国の「国際ブロック」の優勝チームが対戦する仕組み。ひさしを貸して母屋を取られることにはならないのです。

 スポーツをビジネスにしたのも米国。1984年ロサンゼルス五輪で、ピーター・ユベロス氏が率いた五輪組織委員会は、権利は“知的財産”であり、制限して需給をテコに市場経済に委ねる仕組みにすればカネになるという、当時はスポーツの純粋性などを背景に誰も手を付けなかったタブーに挑戦、五輪史上初めての経済的成功に導きました。おかげで、歴史の幕を閉じる危機にひんしていた五輪は、儲かるイベントとして各都市が招致合戦を繰り広げる大イベントに化けました。

 

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