11月(8〜21日)に日本と台湾で初開催される国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパン。9月10日に1次登録選手45人が発表され、10月上旬には最終メンバー28人に絞り込まれる。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)同様記念すべき「第1回大会」覇者となるための最強メンバーとは。夕刊フジ評論家の須藤豊氏、通算403本塁打のスラッガーで夕刊フジコラム「生涯ジャイアン」を連載中の山崎武司氏が、“おれが選んだ最強スタメン”を提案する。
今季は野手陣の成長が著しい。山田(ヤクルト)、柳田(ソフトバンク)はそろってトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)達成が確定的。秋山(西武)は史上6人目のシーズン200安打を達成した。侍ジャパンにも破壊力十分の打線を組める人材がそろったといえる。
その中で4番を任されるのは誰か。小久保監督は就任以来中田(日本ハム)を起用し続けてきたが、2人の考えは違う。
須藤氏「いま最も勢いのある柳田を推す。中田は『5番・指名打者』のスポットを中村(西武)と争い甲乙付けがたいが、現状ではこちらも今季成績で上回る中村を当てたい」
山崎氏「おかわり(西武・中村)でしょう。熟練した技術を持ち、いま日本球界で最高のホームランバッターだと思う」
いずれにせよ、どこからでも得点でき、ファンがワクワクする打線になる。一方、落とし穴になりかねないウイークポイントも存在する。