鷹黄金期へ限界ハードトレ 妥協なき“工藤流”に若手は苦戦中

2015.11.10


工藤監督は宮崎キャンプで精力的に動き回っている【拡大】

 2年連続日本一を果たしたソフトバンク・工藤公康監督(52)が、さらなる強化をテーマに宮崎秋季キャンプで精力的に動き回っている。

 宮崎では通常練習後、飯田、千賀、東浜らに3時間以上のハードトレを課している。若手たちは息も絶え絶えに苦戦中だが、指揮官は「普通の練習だよ」と笑う。

 工藤監督が“超本気”で取り組むチーム改革は、まだ序章に過ぎない。「監督には来年2月の強化プランもある」(球団関係者)。現在の強化トレは、そのためのステップといえる。

 「選手に任せ、委ねるだけではマイナス。自分であきらめない限り限界もない。選手と考えを共有し、個性や特徴を生かして育てる」

 これが工藤監督の育成方針だが、この考えを軸に秋の強化トレを施している。29年間の現役生活で培った“財産”が根底にあるからだ。

 西武時代には、エースとして1990−92年の日本シリーズで3連覇を経験した。その間の常勝軍団のキャンプでは、首脳陣から体力の限界まで挑む強化トレを課された。この自分を追い込む練習が、黄金期の礎になった。指揮官はこれを理解しているのだ。

 1年前の監督就任時、工藤監督は「強いチームは一時的にできたとしても、維持することは難しい。選手に継続することの重みを理解してもらいたい」と強調している。勝ち続けるためには練習や試合での緊張感も不可欠だ。ある西武OBは「工藤監督は選手を慢心させず、来年も強い刺激を与えて競争心もあおるでしょう」とみる。

 その通り、工藤監督は来春キャンプは、さらに独自色を打ち出す限界メニューを課す方針だ。キャンプ初日に選手がそのノルマを達成できなければ「その時点でサヨナラだよ」とニヤリ。妥協なき“工藤流”が、黄金時代へ導くはずだ。 (スポーツライター 梶原昌弥)

 

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