“再挑戦組”の不屈魂 合同トライアウト 国内独立リーグ経由はエントリー48人中12人

2015.11.10


日本ハム、ヤクルトなどでプレーした正田も受験する【拡大】

 12球団合同トライアウトが10日、静岡草薙球場で行われた。最近の参加者は、オフに所属球団から戦力外通告を受けた選手だけではない。今季は1年間を国内独立リーグで臥薪嘗胆、“再挑戦”するケースが、エントリー48人中12人を占めているのだ。

 「独立リーグまで来てトライアウトを受けようという選手はNPB(日本野球機構)復帰への思いがものすごく強い。貪欲です」

 こう語るのは福島、武蔵、群馬、新潟、信濃、富山、石川、福井の8球団で構成されるBCリーグの村山哲二代表だ。

 同リーグの選手は基本的に月給10−40万円。公式戦期間中の4−9月の6カ月間のみ支払われ、オフはアルバイトで稼ぐ者がほとんどだ。

 国内独立リーグには他に四国アイランドリーグplus(4球団)、関西で展開するBFL(ベースボールファーストリーグ、3球団)があるが、環境は似たり寄ったり。NPB入りや復帰を夢みない選手はいない。

 その1人、正田樹投手(34)=四国アイランドリーグplus・愛媛=は1999年ドラフトで1位指名され日本ハム入り。3年目の2002年に9勝(11敗)をあげ新人王を獲得。しかし翌年以降は左肩痛などで低迷。07年にトレードで阪神に移籍し、その後は台湾・興農、BCリーグ・新潟と渡り歩いた。12年にヤクルトと契約しNPB復帰を果たしたが、2年間で戦力外に。14年に台湾・Lamigo、同年5月から今季まで愛媛でプレー。34歳にして自身3度目の合同トライアウトだ。

 西村憲投手(28)=BCリーグ・石川=は、阪神での2年目の10年には65試合の登板で7勝3敗14ホールドと活躍。ヤクルト・由規投手の弟、佐藤貴規外野手(22)=BCリーグ・福島=は、同球団に育成選手として4年間在籍。2人とも昨季限りで戦力外となり、同オフの合同トライアウトも受験したが、手をあげるNPB球団はなく独立リーグで好成績をあげた。

 “再雇用”される確率は決して高くないが、諦め切れない男たちは公開アピールの場に懸けた。(宮脇広久)

 

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