【由伸新監督 G再建への道】「勇人のチーム」に移行できなかった誤算 (1/2ページ)

2015.11.11


坂本の伸び悩みも黄金時代終焉の原因の1つといえる【拡大】

★「現在」編(中)

 巨人・原辰徳前監督が築き上げた“10年帝国”は今季、いかに終焉を迎えたのか。野球解析家の道作氏が高橋由伸新監督(40)率いるチームの覇権奪回への道筋を分析、提案する。 (構成・笹森倫)

 原前監督が築き上げた黄金時代を支えた大黒柱は阿部だった。捕手という打線の中で最も期待できないポジションでセ・リーグ屈指の打力を発揮。原第2次政権が初優勝した2007年から13年までの7年間で、同リーグの平均的な打者と比べて生み出した得点マージンは212点に及ぶ。守備位置の特性を加味した上で同程度の貢献をしたのは、近年では松井秀喜外野手しかいない。

 「阿部がいれば100メートル走で常に20メートル前からスタートできるようなものだった。12年からの3連覇も、投手や守備型の選手の補強に資源を集中できたおかげ。だが昨季から巨人は、優勝できる戦力ではなくなっていた」

 レジェンド級の強打者だった阿部も、昨季稼いだ得点マージンはほぼゼロ。1つの時代の終わりが近づいていた。昨年オフに一塁手へ転向し、今季は得点マージンは一定の回復をみたが、他球団も中軸打者を配する守備位置に移り阿部の優位性は目減りした。

 ただし、黄金時代が続く方策がなかったわけではない。捕手と同様に守備優先の遊撃手なら得点マージンを稼げる。不動の遊撃手、坂本勇人内野手(26)が阿部から主将の肩書だけでなく、“バットで違いを生み出す選手”の役割も引き継げていれば、チームは優位性を維持できたのだ。

 

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