阪神、投打ともに「助っ人頼み」の現実 ヘイグに期待も“三塁手”にはイヤな歴史が…

2015.12.13


呉昇桓投手【拡大】

 阪神の助っ人に頼る構図は、金本知憲新監督(47)の下でも当分続きそうである。現状を憂う指揮官は「ポジションの空席はいっぱいある。若トラよ、奪いに来い」とハッパをかけるが、まだメドはつかない。

 投手陣では、賭博事件を受けて11日に残留交渉打ち切りが決まった呉昇桓に代わる新ストッパーを海の向こうに急遽求めることになる。

 「一応、保険として藤川や福原も抑え候補に挙がっているが、2人とも体力的に連投は酷ではないか。先発要員のメッセンジャーは健在だが、火消し役の外国人も機能しないとV構想は根本から崩れる」と阪神OBの一人は指摘する。

 一方、打線で計算できるのは鳥谷、福留、ゴメスの3人だけというのも寂しい。果たして来季の開幕までに捕手、二塁、三塁、左翼、中堅の5つを固定できるのか。解雇したマートンに代わるマット・ヘイグ内野手(30)=前ブルージェイズ=は、三塁に据える予定だが、メジャーの実績も乏しく、来るまで正体は分からないと球団関係者は口をそろえる。

 「ヘイグは中村GMの遺産との触れ込みだが、日本向きの打者と確信して獲得しても、ふたを開けると通用しないケースは多い。ヘイグがクリーンアップを務められないと、来季も得点力不足に苦しむのは明白」とも先のOB。

 阪神は不吉にも助っ人三塁手に散々泣かされた歴史を持つ。2004年のキンケードと13年のコンラッド。両者とも開幕スタメンには名を連ねたものの、不振で1カ月後には2軍落ち。これではV逸も当然で、ヘイグは3度目の正直になるかどうか。

 球団幹部の一人は「今回の呉昇桓の問題は、外国人選手依存への警鐘といえなくもない。チームを早く生え抜き中心で固めたい」と漏らすが、これはあくまでも理想。投打とも助っ人抜きではチーム構成は成り立たないのが現実である。 (スポーツライター・西本忠成)

 

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