元プロのアマくない現実 学生指導者の競争率60倍超…2年間で職を得たのはたった13人 (1/2ページ)

2015.12.15


研修会の修了証を手にした松本氏は、指導への不安をもらした【拡大】

 プロ野球関係者が学生野球で指導者になるためのアマチュア側研修会が、12日から2日間にわたって都内の早大キャンパスで開催。最終日の13日には受講した119人に修了証が手渡された。2日間で15時間以上の講義を受けたプロ関係者は、来年2月の適性審査を経て指導資格が回復する。この研修制度はプロ・アマ雪解けの象徴とされるが、いざ指導資格が回復しても学生野球側からの指導者としての就任への要請は少なく、監督に限ればここ2年での競争率は60倍超。まさに狭き門なのだ。 (片岡将)

 朝から降りしきった氷雨で気温9度と冷え込んだ早稲田の杜で、119人が修了証を手にした。来年2月に行われる適性検査をクリアすれば、後輩たちを母校で指導することが許される。

 巨人時代にセ・リーグ記録のシーズン76盗塁をマークした松本匡史氏(61)=野球解説者=は「高校野球などのアマの現状がどういったものかを知ることができる貴重な機会だった。指導するとなると、これから実際に(学生たちと)触れて勉強していきたい」と抱負を語った。

 だが不安もある。現役引退後は巨人、楽天で守備走塁コーチや2軍監督などを歴任したが「プロでの指導や(その)やり方を、そのまま持ち込んでも高校野球では絶対に無理でしょうね」。

 プロ野球OBを対象とした学生資格回復制度は2013年にスタート。過去708人が資格を回復した。実施の目的はプロ側がアマ側との協定を無視し選手獲得に走った1961年の「柳川事件」をきっかけに断絶していた両者間の雪解けを図ったものだった。

 

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