先達から学ぶ野球人生の分かれ道 新講座「有害行為について」

2016.01.14


新講座「有害行為について」では生々しい実例が新人たちに披露された【拡大】

 12日、日本野球機構(NPB)主催の新人研修会では新講座が行われた。昨年オフに発覚し無期限失格処分になった巨人3選手による野球賭博問題の再発防止のために取り入れられた「有害行為について」。NPBの井原事務局長、伊藤法規室長が講師を務めた。

 まず、野球協約に書かれた「有害行為」と黒い霧事件、そして巨人3選手の有害行為に関して説明。その後、井原事務局長は「3選手の内の1人が新人選手にぜひ伝えてほしいというので」と前置きし「小さい頃から野球しかしていない。(野球賭博は)自分の人生を無にする」とのメッセージを披露した。

 伊藤法規室長は「ご本人の了解を取ったので、実名で話します」と逆のケースを語った。

 ある選手は、入団した年に引退した先輩選手に紹介された人物から八百長行為を強要されたが拒否。先輩からも「お前のためを思っていっているんだ。言うことを聞かないのなら野球をやれない体にしてやる」と脅迫されたが拒絶。「八百長をやるくらいなら、野球をやめて家業を継いだる」といいきり、球界を代表する大投手になった。

 伊藤法規室長は「近鉄の投手で当時22歳。通算317勝の投手です。誰だか分かりますか?」と呼びかけたが反応なし。そこで「鈴木啓示さんです」と実名を明かした。

 賭博を犯した本人の悔悟、八百長行為を拒否して球界を代表する“草魂エース”になった野球人生。そのコントラストで新人たちに有害行為の愚を伝えたが、再発防止の徹底は始まったばかり。春季キャンプでは1、2軍でNPBと日本プロ野球選手会がそれぞれ主催する講義が行われる。 (江尻良文)

 

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