甲子園の“ラガーさん”激白 聖地“立ち退き”に「テレビ観戦に切り替えるかも…」 (1/2ページ)

2016.01.22


2013年8月の第95回全国高校野球大会、済美vs三重戦でのひとこま。ネット裏最前列にラガーさん(円内)の姿がみえる【拡大】

 高校球児が春の訪れとともに臨む第88回選抜高校野球大会は、3月20日に阪神・甲子園球場で開幕する。同大会からはバックネット裏前方に118席の『ドリームシート』が新設され、軟式野球チームの小中学生が無料招待される。だが、そのあおりを受ける人たちがいる。1999年から球場前に野宿しながら、春・夏全国大会のほぼ全試合をネット裏最前列から見つめてきた“ラガーさん”こと善養寺隆一氏(49)=都内印刷業。定位置からの“立ち退き”を余儀なくされた名物男のいい分を聞いた。 (宮脇広久)

 「子供たちのため、野球少年の減少に歯止めをかけるためといわれたら、返す言葉がない。おれ自身が高校野球ファンとして願っていることだもの」

 ラガーさんは言葉を絞り出しながら、やるせない表情を浮かべた。

 大会運営委員会は今月13日、ネット裏中央付近の最前列から7列目までの計118席を『ドリームシート』とすると発表。その際、日本高校野球連盟の竹中雅彦事務局長は「少年野球人口は毎年減少している。臨場感あふれる席で観戦し、甲子園でプレーする夢を持ってほしい」と、その趣旨を説明した。

 高校野球の開催期間中、甲子園はほぼ全席が自由席。ラガーさんは春は寝袋、夏は海水浴用の折りたたみベッドを持参し、ネット裏に通じる『8号門』前に毎日野宿。開門と同時に最前列を確保してきた。中央やや三塁側寄りの『A−73』が“指定席”だ。ちなみに大会期間中の『通し券』を春は2万円、夏には2万6000円で購入しているとか。

 黄色いキャップ&ラガーシャツの観戦スタイルで、高校野球ファンの間では有名人。イベント、テレビ番組からお呼びがかかり著書も出版した。

 

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