「野球賭博」防止へ選手会&NPBがタッグ 重要なのは情報共有

2016.01.22


2月のキャンプでは有害行為の再発防止への講習会が行われる(写真はNPB新人研修会)【拡大】

 日本野球機構(NPB)と労組・日本プロ野球選手会の事務折衝が20日に行われ、2月から始まる12球団の1、2軍キャンプで双方が開催する有害行為の再発防止講習会のための情報の交換と共有が再確認された。

 「ノーモア・野球賭博問題」はプロ球界最大の懸案事項になっている。19日の機構理事会、実行委員会ではNPB側の講習会の開催日程を決定。2月1日の楽天を皮切りに、野球賭博問題の当該球団・巨人は6日に行うことなどが発表された。これを受け、この日の事務折衝でもNPBから選手会に説明が行われた。

 選手会の森事務局長は「(内容が)重複しないようにしないといけない。選手は何がいいのか、悪いのか、具体的に一番知りたいと思うのできっちりと説明したい。選手から簡単なアンケートもとりたいと思う。NPBとの情報の共有が重要だ」と強調した。

 野球賭博は、かつてプロ球界を揺るがした「黒い霧事件」と呼ばれる八百長事件に直結しかねない重大事だ。それだけにNPB、選手会がそれぞれ創意と工夫をこらして再発防止に取り組むのは当然だ。同時に内容が重複するようなムダを省くのも大事になる。

 これまでも「暴力団等排除対策協議会」で、NPBと選手会は一体になって取り組んできている。今回の講演会でも、それぞれを補うような独自色を打ち出した策が披露されるか注目される。

 12日のNPB新人研修会では、八百長を強要されたが拒否し、球界を代表する大投手に上り詰めた近鉄のエース・鈴木啓示氏の生々しい体験談がNPB関係者から明かされている。

 選手にとって1年の計である重要なキャンプは、ファンを装った黒い魔手が伸びてくる危険と背中合わせともいえる。NPBと選手会がタッグを組み、選手に対しどれだけインパクトのある再発防止策を打ち出せるか。 (江尻良文)

 

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