“中大の筋トレ教祖”楽天・美馬が復活 G沢村を“信者”にしたハードトレが支えに

2016.04.01

美馬が両リーグ一番乗りの今季初完封を果たした
美馬が両リーグ一番乗りの今季初完封を果たした【拡大】

 楽天・美馬学投手(29)が3月30日のロッテ戦(QVCマリン)で3安打無四球の快投、両リーグで今季初の完封勝利をあげた。

 「スイスイいきすぎて、できすぎっスね。自分でもビックリしました。チームが連敗中だったので、自分で止めていい流れを作りたかった」

 わずか96球での完封劇。前29日の同カードで16安打&12得点を奪われたロッテ打線を、2時間50分でねじ伏せた。梨田監督が「スライダーとシュートを使いながら丁寧に投げ分けていた。100球を切っての完封はなかなかないよね。素晴らしい投球だった」と激賞したほどの好内容だ。

 チームが日本一に輝いた2013年の日本シリーズで2勝をあげ、シリーズMVPに選ばれた右腕。だが14年は2勝9敗、15年も3勝7敗と黒星が先行。昨年9月には関節炎を発症した右ひじのクリーニング手術を受けた。

 「リハビリの最中には、ここまで投げられるようになるとは思ってもみなかった」。しみじみとそう振り返るが、過去には高校3年の夏、中大2年、同4年にも同じ場所にメスを入れている。

 過酷なリハビリの支えとなったのは、中大時代に経験した筋力トレーニングだ。

 茨城・藤代高時代には165センチ、体重58キロと小柄な体格で直球も最速130キロ台だったため、プロのスカウトから見向きもされない存在だった。だが、大学でのウエートトレで肉体を改造。体重も15キロ以上増量した。その成果が花開いたのは社会人の東京ガス。最速153キロをマークしプロ入りに結実した。

 それだけに、母校の後輩たちからは筋トレの“教祖”として尊敬を集めている。2年後輩で寮の同部屋だった巨人・沢村はハードトレぶりに大きく影響を受け“信者”に。その沢村が2年後輩の日本ハム・鍵谷を自主トレで指導するなど、美馬の教えは脈々と受け継がれている。

 チーム関係者は「これまでに厳しいトレーニングを積んできているからこそ、今回のリハビリにも耐えて戻ってこられたのだろう。ハードトレの貯金がモノをいった」。分厚い胸板を大きく張って引き揚げた右腕を、そうたたえた。 (片岡将)

 

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