論理より“空気”が支配した「野球賭博問題」 巨人の謝罪会見はあり得ない (1/2ページ)

2016.05.06

巨人は選手の野球賭博問題で謝罪会見を開いたが
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 日本人の特性を論じた名著「空気の研究」(山本七平)は1977年の作品です。日本人の行動を支配するのは論理よりも空気であるという分析は、40年近く経たいまなお多くのケースにあてはまっていると感じます。

 一部の選手が野球賭博に興じていた問題に対するプロ野球界の対処も、論理よりも空気だったように思います。

 論理とはこの場合、法的根拠ということになると思いますが、プロ野球選手は個人事業主、球団と業務委託の契約を結んでいる関係です。球団は管理責任者でもなければ保護者でもないのです。

 それにも関わらず巨人は謝罪会見を開き、球団幹部が辞任。日本野球機構は巨人に罰金を科しました。これは巨人を企業、選手を従業員に置き換えてもおかしなこと。会社員が法を犯した場合、上司や会社の指示に基づいて行われたようなケースを除き、責任は個人に帰すことになりますし、その犯罪行為により会社が損害を被った場合は、損害賠償を請求されることになるでしょう。

 日本人が空気に従う慣習は、長い歴史を経て醸成された文化です。良しあしを論じても仕方ないのですが、グローバル化はより進みますから他の価値観・行動様式を知っておくことは重要です。

 

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