G“黒い霧”複雑化のウラ 福田氏、逆指名時に密約 乱発された“手形”でひずみ

2016.07.16

福田氏は野球賭博事件の発覚の端緒となった人物だ
福田氏は野球賭博事件の発覚の端緒となった人物だ【拡大】

 巨人を舞台にした野球賭博事件が発覚した発端は、福田聡志元投手(32)が負け分の支払いを渋ったことからだが、問題を複雑にしたのは逆指名時の密約と、ライバル球団から届いた獲得のオファーだった。

 福田氏の賭けを受けた胴元とされ、日本野球機構から賭博常習者「A氏」とされた大学院生・松永成夫容疑者(40)が12日、警視庁組織犯罪対策4課に賭博開帳図利の疑いで逮捕された。

 関係者によると、福田氏は同僚の笠原将生被告=賭博開帳図利幇助などで公判中=を通じ知り合った松永容疑者を相手に、野球賭博や賭けマージャン、違法カジノのバカラなどで約1200万円を借金した。笠原被告らの交渉で返済額は195万円まで減額されたが「嫁が全部、金を握っているので払えない」と突っぱねた。業を煮やした松永容疑者が昨年9月30日に川崎市・ジャイアンツ球場に取り立てに出向き、球団の知るところとなった。

 福田氏は昨季は1軍登板がなく、球団はシーズン終了後に戦力外通告することを予定していたが、賭博事件で処遇に大きな変化が生じた。

 球団関係者は「福田は逆指名の見返りで、引退後も球団が面倒を見る約束になっていた。だが数年前に女性問題を起こしたとき、尻ぬぐいをした球団から『次に問題を起こしたら、もう面倒は見ない』とイエローカードを突きつけられた。だから松永の一件がばれた時点でアウト」と明かす。

 それでも福田氏は当初、球団の事情聴取で否認を続けた。巨人に残りたかったからではない。「DeNAから拾ってくれる話がきていた。単なる博打の借金なら、表に出ないうちに返せば何とかなるが、野球賭博は野球協約違反。契約の話もご破算」(同)。徹底抗戦したが最後は“完落ち”。現役続行はならなかった。

 逆指名ドラフトの時代に乱発された“手形”は、今も巨人にさまざまなひずみを生んでいる。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。