WBC消滅なら、侍ジャパンの存在無意味 米メディア「来年が“最後のWBC”」一斉に報じる (2/3ページ)

2016.12.01

2009年の大会2連覇達成は日本中に感動を与えたが、WBCそのものが消滅の危機を迎えつつある
2009年の大会2連覇達成は日本中に感動を与えたが、WBCそのものが消滅の危機を迎えつつある【拡大】

 しかも米国内では、大リーグの開幕直前に行われるWBCは全くの不人気。観客動員はメジャーリーグ球団同士のオープン戦以下で、真剣勝負の国際大会として認知されていない。

 日本でこそ、2006年の第1回大会・決勝のキューバ戦の実況中継が驚異的な平均視聴率43・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をたたき出すなど熱視線を浴びているが、米国とは温度差が大きいのが実情だ。

 そういう意味で、WBCが消滅した場合、最大の被害を受けるのはNPB。熊崎勝彦コミッショナーが「何がなんでもWBCで世界一奪回」と大号令をかけている背景にも、お家の事情がある。

 NPBは「侍ジャパンを収益の柱にする」ため、侍ジャパンを常設化。その運営会社の「NPBエンタープライズ」を2014年11月に立ち上げている。

 だが、先月10日から13日まで東京ドームで行われたメキシコ、オランダとの計4試合の侍ジャパン強化試合は散々。観客動員は思わしくなく、テレビの視聴率はすべて1ケタ台だった。

 WBC本戦では前述の通り、収益の大半が米国側に入り、日本にはギャランティーと優勝賞金などが入る程度。NPBが収益を上げるには、主催の侍ジャパン強化試合しかない。ところが思うような収入があげられないのだから、まずWBCで世界一を奪回し存在をアピールするしかない。

 昨年には世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催の国際試合「プレミア12」の第1回大会が開催されたが、今後どれだけ定着するか予断を許さない段階にある。

 そしてWBCの行方は、野球が復活する20年東京五輪にも大きな影響を与える。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。