阪神、正妻が見つからない 城島以後6シーズンも空席のまま…

2017.01.10

苦悩する矢野コーチ(左)。「オレみたいな捕手はいないのか」と思っていたりして
苦悩する矢野コーチ(左)。「オレみたいな捕手はいないのか」と思っていたりして【拡大】

 2年目を迎えた「金本阪神」の最大の課題は守備の要、正捕手の育成である。球団幹部は「そろそろ固定しないと投手陣にも影響する。何といっても野球は守り。キーマンの捕手に信頼が置けないようでは変革は進まない」とハッパをかける。

 阪神に正真正銘の正捕手が存在したのは、2010年の城島が最後。以後6シーズン、猫の目起用を余儀なくされた。昨年もスタメン出場したのは原口、梅野、岡崎、坂本、鶴岡、清水の6人。「帯に短しタスキに長し」が顕著だった。

 「実は指南役の矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(48)は、守備に安定感のある岡崎で固定するつもりだった。それは開幕スタメンでも分かるが、シーズン途中の故障で頓挫。代わりに原口が台頭したが、経験の浅さを暴露した」と阪神OBは指摘する。

 今季は鶴岡、清水がユニホームを脱ぎ、残る4人の競争。首脳陣が「いまのところ横一線」と見るのは、誰もが決め手に欠ける裏返し。守備で評価の高い岡崎、坂本は打力が落ちる。逆に打力で評価の高い原口、梅野は守備に問題と、それぞれ課題を抱えている。

 「かといって捕手をクルクル替えていてはいつまでたっても正捕手は育たない。やはり一本化のためには八方美人はやめて1人の捕手で押すべき。近年では楽天の嶋がその代表格。他の捕手を犠牲にするくらいでないと正捕手は誕生しない」と先のOBは強調する。

 いまのところ首脳陣の間で高評価を受けているのは、33歳とベテランの域に入った岡崎。捕手は守備が第一であることを思えば妥当な選択だが、どこまでその信念を貫けるか。 (スポーツライター・西本忠成)

 
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