日本人に犬猫根性を染みつけたヤツの正体は

2012.12.05

 いよいよ天下分け目の12・16衆院選が火ぶたを切りました。

 思えばここに至るまでに何度首相のクビがすげ代わり、何人の大臣が辞めたでしょう。選挙戦報道の熱狂ぶりを、どこか冷めた気持ちで見てしまいます。こんな時に顧みるのは、日本人としての誇りとは何なのかということです。

 誤解を承知で言わせていただければ、日本の歴史はアメリカとの戦いの歴史でありました。

 18世紀に白人国家が勢力を拡大するなか、インドをはじめ東南アジア諸国も列強各国の植民地支配に組み込まれていきました。それらの暴挙に敢然と立ち上がったのが日本でした。

 日本は有色人種の国家がどこも勝てなかった白人国家を次々と破って、東南アジア諸国の独立を支援してきました。イギリス、フランス、ロシア、オランダなどの列強各国に敢然と立ち向かった。戦争は愚かな行為ですが、有色人種の中でも日本人は飛び抜けていた。優秀で強かったのは事実であります。

 しかし日本はアメリカとの戦いに敗れてしまった。

 基本的に白人たちは生意気で強い私たち日本人が嫌いであります。強くて優秀な日本人は邪魔で仕方のない存在。二度と逆らえないようにてなづける必要がありました。そこでアメリカが行ったのが、日本人の愚民化であります。

 人は志を無くすと、犬や猫と同じで与えられたものを無条件で食べる習性がつく。それがどんなにまずくても、おなかを壊しそうな気がしても生きるためには目の前の物を食べるしかない。

 たとえ優秀な日本人でも、子供の頃からそういう暮らしをしていると、それが習性となって他人の言いつけに逆らうことを忘れてしまうのです。

 私たちは、飼い慣らされた犬猫のままでいいのでしょうか。

 誰かに生かされるのではなく、1人1人が志を持って自分の人生を生きる。それこそが「人間の生」というものです。

 世の中には必要悪もちゃんとあることぐらい、私達は分かっています。

 もちろん、きれい事だけでは国際社会を生き抜くことはできません。アメリカでもイギリスでも時には中国、ロシアだって、利用または活用して国際生存競争を戦っていかなければいけない。

 しかし、理不尽な要求に対しては、「NO」と言える信念と勇気。そしてそれらを改善し有利に変換するために忍耐強く交渉できる弁舌を忘れてはなりません。

 皆さん、犬猫のように従順に生きるのはやめましょう! 自分の目で見て自分の頭で考える。次の選挙では、1人の「日本人」として1票を投じるのです! 押忍!!

 ■石井和義(いしい・かずよし) 空手団体「正道会館」宗師で、格闘技イベント「K−1」創始者。著書に「空手超バカ一代」(文藝春秋刊)がある。

 

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