モラルなき日本の元凶「戦後教育」

2013.08.07


高須克弥院長【拡大】

 シングルマザーとなって選手活動を続けるフィギュアスケートの安藤美姫さんを、高須クリニックの高須克弥先生が支援するそうです。

 親交のある高須先生のご英断に私も大賛成であります。事情はどうあれ、子供を産むということは人間本来の正道であります。

 世間には、出産は結婚してから…という風潮がありますが、そんな空気に流され従えば、ウエディング会社が喜ぶだけ。親のすねかじりで体裁を取り繕うというなら、これほどムダな話はありません。

 欧州では同棲したままで子供を産み育てるのはなかば常識であります。

 安藤さんのことを「未婚の母」と騒ぎ立てるのは日本ぐらいではないでしょうか。

 この様を見るにつけ、戦後60年間、本来の道徳教育をしてこなかった弊害が出てきているような気がするのです。

 表面だけクリーンにしても、裏側では人の道に反した行為がまかり通っている。日々報道される異常な犯罪やすさんだ空気は、日本の未来を暗示しているような気がいたします。

 そもそも戦後教育は日本の思想の根幹を形成してきた儒教の否定から始まっております。そのような教えが軍国主義につながったという短絡的な判断がなされたからであります。果たしてそうでしょうか。

 おかしな道徳教育の最たる例が電車に備え付けられた優先座席です。

 現在の道徳観では、「老人は身体が弱いから席を譲りましょう」という理屈になるのでしょうが、儒教の考えからいうと、「現在の日本の礎を築いてきた先輩であるお年寄りに心から敬意を払い感謝をして席を譲る」というのが本来は正しい。

 したがって、私は介護という言葉が好きでありません。介護ビジネスを否定してるわけではありませんが、何かとても「冷たい」ものを感じるからであります。

 子供が両親の面倒を見るのは当たり前のことで、ましてや男子にとっては、明らかに彼の人生の一部であります。

 現在の制度を確立しなければならなくなったのは、親孝行の精神が戦後入ってきた欧米産の教育制度によって欠落してしまったのも一因です。

 ゆがんだ社会の穴埋めをするために、介護という制度を引っ張り出してきたというのが実情でしょう。

 かつてわが国には世界に誇る儒教的モラルが定着していました。そして、そのモラルこそが、日本人の礼儀、品格についての海外からの称賛を呼んだのです。武士道精神から受け継がれ、長い風雪に磨かれた日本の良き伝統。こんな時代だからこそ大切にすべきだと思いますがいかがでしょうか?

  押忍!

 ■石井和義(いしい・かずよし)空手団体「正道会館」宗師で、格闘技イベント「K−1」創始者。著書に「空手超バカ一代」(文藝春秋刊)がある。

 

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