「世界への道」明確なら好循環生む 現代スポーツイベントに重要な3要素とは

2013.10.02

 最近、格闘技やK−1の今後の展望についての質問が多くなってきましたので、リクエストにお答えしたいと思います。

 なにぶんサービス精神が旺盛なので、多少のリップサービスやオーバーな表現があるかもしれませんが、お含みおきください。昔も今も、格闘技イベントに大切なことは3つ。1にいい選手、2に優れたプロデューサー、そして、3に理解のあるスポンサーです。

 それらがあって始めてファンの皆さまにいい大会を提供することができる。そして、多くのファンの応援で、メディアが動き、地上波での放送が実現。さらにファンが広がり…と好循環が生まれるのです。

 この流れは、プロもアマも同じ。そのイベントの最大規模のものが、2020年に東京開催が決まっている五輪と、サッカーW杯なのであります。

 現代のスポーツイベントにおいて重要なのは、世界各国が賛同し、世界大会への道筋が明確に選手やファンに理解できることです。

 K−1が隆盛を誇った要因は、スイス、米ラスベガス、フランス、オーストラリアと海外大会を成功させ、世界中の格闘技関係者の注目が東京ドームで開催される、決勝戦に集まったことです。

 世界規模の大会が日本で開催されることで、国内の格闘技団体や選手がK−1への参戦を望むようになったのです。

 そのK−1は現在、香港の実業家・金健一氏が代表を務める「K−1グローバル」が興行権を保有しております。

 国内においては、ファッションショーの「東京ガールズコレクション」を運営するメンバーが、先の金氏から日本国内で大会を開催する権利を取得し、国内大会の再開催を企画しています。

 最近、K−1ジムが都内にオープンしましたが、選手育成からスタートさせることは正しい判断であると思います。今後大切なことは、K−1を志す選手に世界に繋がる希望を持たせることです。

 当然、世界でビジネスするのですから、語学力のある優秀なプロデューサーを育てることも必須でしょう。地上波との交渉も始めているようですが、焦らないことです。

 まずは、テレビ局が「放送したい」と思う大会を国内開催することが、第一歩であります。

 当面のライバルは同じ立ち技系格闘技団体の「GLORY(グローリー)」になりましょう。

 欧米はグローリーに先行されておりますので、K−1は未開発のアジア諸国を中心に展開するのが賢明。東南アジア諸国だけで約10億円のマーケットがあるはず。UFCとグローリーが欧米での覇権を争う間に、アジアのマーケットを確立されてはいかがでしょうか。

  押忍!

 ■石井和義(いしい・かずよし) 空手団体「正道会館」宗師で、格闘技イベント「K−1」創始者。著書に「空手超バカ一代」(文藝春秋刊)がある。

 

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