一流選手の言葉には品位漂うが… 浅田真央に感涙 残念な池田勇太

2013.11.15

 一流選手の言葉や態度にはおのずと“品位”が漂うものなんだ、とつくづく思った。先週開催されたフィギュアスケートGPシリーズ第4戦「NHK杯」で、今季世界最高の207・59という得点をたたきだし、圧倒的強さで優勝した浅田真央(23)の言葉と振る舞いに感銘を受けた。

 「…花束が“降りてきた”ときには、とても心が熱くなりました…」

 アイスアリーナの観客席はファンが見やすいようにリンクを中心に高くそびえるような構造になっている。滑り終えた選手をたたえるとき、多くのファンがリンクに花束を投げ入れるのが恒例。浅田はその光景に“投げ入れられた”ではなく、“降りてきた”と表現した。なかなか思い浮かばない素敵な言葉である。

 そこにファンからの気持ちをいとおしく、優しく感謝を込めて受け止める姿が見えた気がした。この感性には、うるっ(涙)ものでしょう。

 さらに。表彰式では表彰台の中央へ。国歌斉唱に国旗掲揚…。テレビで浅田の表情を追っていたが、日の丸を見つめちゃんと口を開き「君が代」を斉唱する姿があった。当たり前のことだが“真央ちゃん、アンタは偉い”ってその姿にまたうるっ(涙)でした。

 こういった言葉遣い、振る舞いっていうのは一流人には共通している。たとえばサッカー界の“キングカズ”こと三浦知良、野球界では王貞治さんや松井秀喜さんのような一流人。どんなときも隙がなく、ふと発する言葉にも品がある。だからいつまでも輝いているのだろう。

 そんな折、ちょっと残念なシーンに出合った。先週開催された男子ゴルフ「HEIWA・PGM選手権」での池田勇太プロの言葉に…。

 「…っ、いつまで待たせるんだよっ」

 2日目、ラウンド後のテレビインタビュー、ちょっとだけ待たされた時につい発せられた。その後のインタビューは滞りなく行われたが、何とも残念な言葉だった。

 ツアー通算11勝、人気者の1人である。今年から選手会長に就任、男子ゴルフ界の発展に尽くしている姿があった。その翌日のチャリティーオークションでは率先して奮闘していたのに…。池田はリーダーになれる器だから、あえて書いた。

 「ファンっていうのはね、たった一日、一瞬しか見られない人たちだっている。だからプロは決して手を抜いちゃいけないんだ」。野球界のスーパースターの長嶋茂雄さんや王さんがよく話していたプロの流儀である。池田の周囲にはギャラリーの姿もあった。そう、いつもプロは見られている…。 (産経新聞特別記者・清水満)

 

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