箱根駅伝、優勝はどこ? 注目は「2区」でも「5区」でもない“ハナ”の「1区」

2013.12.28


 ※1〜10は前回大会の成績順(シード校)、11以下は予選会の成績順。「エース」は1万メートルのチーム内最高記録保持者で○内数字は学年。「上位10人1万メートル平均タイム」の白抜き数字は順位、対象は公認記録を持つエントリー選手(留学生は出場可能な1人のみ)。【拡大】

 来年1月2、3日に箱根路を駆け抜ける「第90回東京箱根間往復駅伝競走」は、例年より出場チームが3枠増えて23校で争われ、関東学連選抜は編成されない。常連校に古豪と新興勢力を織り交ぜた90回目の節目の記念大会は、今年の出雲と全日本を制して学生3大駅伝の制覇に王手をかける駒大、前回覇者の日体大、同2位の東洋大の「3強」を軸に展開する様相だ。総合優勝の栄誉を手にするチームはどこか。上位候補の注目選手と、勝負の分かれ目になりそうな重要区間を予習しよう。

 箱根ファンは元日のオトソの量を、ほどほどにした方がいいかもしれない。今大会で焦点となる区間は花の2区でも山登りの5区でもなく、午前8時にスタートする“ハナ”の1区だからだ。

 マラソン・駅伝解説者の金哲彦氏は「駒大は出雲、全日本ともエースの中村匠吾(3年)を持ってきて成功した。他の大学も対抗して、エースを1区に持ってくるというウワサが飛び交っている」と話す。

 先手必勝で主導権を握り“大逃げ”を狙う駒大に、ライバル校はどう応じるのか。東洋大は2枚看板である設楽兄弟の弟、悠太(4年)を置いて真っ向勝負を挑む。早大も今回が最後の箱根となる学生最強ランナー、大迫傑(4年)が「1区を走るという見方も出ている」(金氏)。

 今大会にエントリーされた選手の中で、1万メートルで日本のトップクラスにあたる27分台の記録を持つのは設楽兄弟と大迫、拓大のモゼ(4年)の4人だけ。そのうち2人が1区で激突するのか。

 各区間のエントリー選手は29日に発表されるが配置をめぐっては例年以上にさまざまな憶測が飛び交っており、金氏の予想も難航。「2冠の駒大、総合力の東洋大、前回優勝の日体大が3強。次いで明大、早大、青山学院大が絡んでくる」とみる。

 本紙コラム「スポーツ随想」を連載中の作家、神谷光男氏は「駒大しかない。出雲と全日本、合わせて14区間のうち区間賞8というのはすごい。コマの数、戦力からいって鉄板。ガチガチの本命だ」と太鼓判を押す。

 それを追うのが東洋大。神谷氏が注目するのは5区。黄金時代を築いた“山の神”こと柏原竜二(現富士通)の再現を、設楽兄弟の兄の啓太(4年)に託す。「柏原のように山で快走すれば面白くなる」と神谷氏。

 5区といえば、前回大会で総合優勝した日体大の原動力は、区間賞の激走でトップに躍り出た服部翔大(4年)だった。ただ神谷氏は「服部の山登りは箱根名物だが、今の日体大に連覇するだけの勢いは感じられない」とみている。

 むしろ「穴的な存在」と番狂わせに期待を寄せるのが明大。「5000メートルで13分台が大会史上最多の11人もいる。スピードでは申し分ない」と爆発力を高く評価する。

 1万メートルで28分台の選手が過去最多66人もおり、23出場校すべてに在籍するのも史上初。ハイレベルな大会が高速ペースで展開すれば、2012年に東洋大が樹立した総合の大会記録10時間51分36秒の更新も見えてくる。

 

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