新たな怪物出現!その名は逸ノ城 スタート台に立つまで苦労

2014.01.23


新たな怪物が出現だ【拡大】

 また将来が楽しみな怪物が出現した。今場所、幕下15枚目格付け出しで土俵に上がっている身長190センチ、体重183キロの逸ノ城(いちのじょう、20=湊部屋)だ。

 モンゴル出身。高校相撲の名門、鳥取城北に相撲留学して高校横綱など5冠に輝きプロ入りを目指したが、1部屋1人の外国人枠のために受け入れ先が見当たらず、卒業後は相撲浪人。母校でコーチをしながらチャンスをうかがい、このほどようやく湊部屋への入門がかなった。

 幕下付け出しの資格は去年、実業団選手権で優勝して得たもの。白鵬が宮城野部屋入りするまで四苦八苦したように、スタート台に立つまで大変な苦労を強いられたのだ。

 しかし、入門前の実績が示すように、実力は超ド級。この場所前も自分の部屋の稽古だけでは飽き足らず、佐渡ケ嶽部屋や貴乃花部屋などに出稽古行脚し腕を磨いた。入門したばかりの新弟子が稽古相手を求めて、よその部屋に出稽古するなんて聞いたことがない。貴乃花部屋の音羽山親方(元大関貴ノ浪)は「ウチには1週間ぐらい来た。(新入幕の)貴ノ岩とやって五分でした」と目を丸くしていた。

 初土俵とはいえ、これだけの実力なら勝ち越すのは当たり前。19日の4番相撲で初黒星を喫したが、この日の5番相撲では得意の右を差して力強く寄り切った。これで4勝目、勝ち越し決定だ(幕下以下は1場所7番取る)。「思い切って前に出た。勝ち越しはやっぱりうれしい。プロは立ち合いが違うので、もっと早くて重くしないと。残り2番、全部勝ちます」と気を引き締めた。

 初戦はちょうど成人の日。成人と記念すべき初白星をあげた祝いを兼ねて師匠の湊親方(元前頭湊富士)からケーキをプレゼントされた。「大きくてうれしかった。甘いものが大好きなんです」と頬を染める顔はあどけない。

 これからどこまで化けるか。年内には遠藤に対抗する旋風児になっているかもしれない。  (大見信昭)

 

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