命ある限り苦しみ、悲しみがありそれゆえに楽があり、喜びもある

2014.03.26

 皆さまにご愛顧いただきました、私のコラムも、今回が最終回となります。2009年からスタートし、今年で5年目を迎え、区切りをつけるときが来たのです。

 本当に月日の経つのは早いものです。

 私の講演で、よく冗談として披露するのが、「人生に必ず来るものがある」というお話です。

 それは「税務署」と、「愛する家族との別れ」、そして、限りある肉体が滅びること…すなはち「死」です。

 還暦を迎え、肉親や親しい友人との別れに接する機会が多くなり、人が生きることの大切さを、厳かに感じております。

 人は神様から魂を与えられ、両親から肉体を与えられてこの世に生をうけます。ゆえに、己の肉体を体現者として活用しながら、魂の修行を命ある限り行うのが、宿命なのです。

 私見で恐縮ですが、限りある肉体が滅びても、魂は新たな肉体に入り、修行を続けます。魂は永遠と信じております。

 人間が人間として生きる努力をするのは、人として生を受けたわれわれの使命なのです。

 人は健康で生きてさえいれば、どんな苦難からも立ち上がることができます。

 私たちの愛する日本には、すばらしい人格を持った日本人と、素晴らしいインフラが整備されております。

 どんな人にもチャンスは平等にあり、人が望み、努力すれば必ずそれを得ることができる。

 それがわれわれの生きている現代の日本なのであります。

 苦しい時には、震災で家やご家族を失った、神戸や東北の人びとの苦しみを思い浮かべてください。

 命ある限り、苦しみも、悲しみもつきまといます。それゆえに楽があり、喜びもあるのです。

 だから、「もう少し頑張ろう」と前向きに生きていきましょう。過去を振り返ってはいけません。

 今の自分にできることが、あなたの、そして私の実力なのです。

 足るを知り、笑顔で毎日を生きる人が成功をつかむのであります。

 仕事柄、多くのお金持ちも見てきましたし、数多くの権力者も見てきました。しかし、人間、立って半畳寝て一畳、天下とっても二合半、お金や権力は、あの世へは持っていけません。

 仏教では、人の一生は刹那といわれております。すなわち一瞬です。

 ゆめゆめ、油断されないよう、時間を大切に、人生を明るく楽しく、積極的に生きて、本分を全うされますよう心よりお願い申し上げます。

 読者の皆さま。また、どこかでお会いしましたら、声をかけてください。フェイスブックもやっています。お友達になってくださいね。

 本当にありがとうございました。 押忍!  =おわり

 ■石井和義(いしい・かずよし) 空手団体「正道会館」宗師で、格闘技イベント「K−1」創始者。著書に「空手超バカ一代」(文藝春秋刊)がある。

 

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