十両・逸ノ城、遠藤に牙むく モンゴルの遊牧民出身

2014.05.17


上昇ムードの逸ノ城の合言葉は「遠藤に追いつき、追い越せ」だ【拡大】

 入門から史上2番目に早く金星をあげた遠藤人気で両国国技館は沸騰しているが、「遠藤、なにするものぞ」と牙をむいている超大物力士が十両にいる。今場所、遠藤と同じペースの2場所で幕下から駆け上がってきたモンゴルの遊牧民出身、逸ノ城(21)=湊部屋=だ。

 高校相撲の名門、鳥取城北高に相撲留学。その素質は191センチ、186キロと大きく、バランスのとれた体を見ただけでわかる。先場所後の十両昇進会見では「(同じように)1場所で幕内に行きたい。早く遠藤関に追いつけるようにがんばる。将来は横綱になりたい」と力をこめた。

 そのための努力も。所属する湊部屋にはこれといった稽古相手がいないため、場所前は同じモンゴル出身で高校の先輩でもある貴ノ岩のいる貴乃花部屋に1週間以上も泊まり込み汗を流した。上がり座敷で目を光らせていたのは“平成の大横綱”貴乃花親方。逸ノ城は「モンゴルにいた頃、テレビで2回だけ見たことがあり、とても憧れていた。まさか会えるとは思わなかった」。

 直々にアドバイスももらった。脳裏に深く刻まれているのは「絶対に引くな」「前に出ろ」の2つ。それを忠実に守って前日まで負け知らず。この日は琴勇輝に押し出され「立ち合い負けというか、向こうの圧力に負けました。残念。やっぱ全勝はむずかしい。また明日からがんばります」と悔しさを噛みしめたが、5日目を終わって4勝1敗は、遠藤が去年の名古屋場所で新十両優勝して史上最速入幕記録を決めたときと同じペースだ。

 鮮やかなブルーのまわしを締めた巨体が、十両の土俵を熱くしている。 (大見信昭)

 

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