逸ノ城、デカい体だけじゃない規格外ぶり 13キロ増は自信の表れ

2014.09.25


逸ノ城(右)の快進撃が止まらない【拡大】

 快進撃を続けるモンゴル出身の逸ノ城(21)が規格外なのは、192センチという見るからにデカい体だけではない。考え方や判断の基準が周りの者とはまったく違うのだ。

 たとえば、新入幕のとき、注目度では決して劣らなかった遠藤は初日の8日前、さまざまなプレッシャーや疲労から左目の周りにヘルペスを発症した。また、番付発表会見で目標を聞かれても具体的な数字はあげず、いや、あげられずに「結びの一番でやってみたいけど、まだまだ(力が)不足ですよね」と苦笑いするだけだった。

 ところが、このモンゴルの超怪物、今場所前の計量で199キロと先場所から13キロも増え、「いけない。ベストを8キロもオーバーした」と大あわてしている。よほど神経が図太く、また、自分に自信がないとこんなには太ることはできない。今場所の目標についても、2ケタ勝ち星と三賞受賞を躊躇せずにあげ、師匠の湊親方(元幕内湊富士)も「その力は十分ある」と力強くうなずいた。

 これでは前日22日に、平幕の勝ち越し第1号になったのも想定内。この日も前日、横綱鶴竜を破って金星をあげたばかりの嘉風をあっさりはたき込み9勝目、1敗をキープした。この勝ち方や優勝争いが決してまぐれではないことは、負けた嘉風の次の言葉でわかる。

 「相手の強さを認めます。怪物だったってことです」

 11日目の相手はついに大関の稀勢の里に決まった。新入幕力士が大関にぶつけられるのは平成19年秋場所の豪栄道以来のことだ。だが、「明日も思いきり取りたい」と、まるでこの大抜擢を楽しんでいるよう。

 モンゴルの怪物旋風は台風に発達した感があるが、稀勢の里は止めることができるだろうか。 (大見信昭)

 

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