逸ノ城、100年ぶりの新入幕優勝なるか 親方勢の不安吹き飛ばす勢い

2014.09.27


逸ノ城(左)が豪栄道を撃破。次は横綱戦だ【拡大】

 モンゴル出身の逸ノ城(21)の怪物旋風が止まらない。人気も評価もうなぎのぼり。しかし、親方たちは戸惑いの色を隠さない。

 「逸ノ城がどのくらいの力士なのか、オレの中ではまだわからない。勝ち方を見れば確かに強いけど、みんな真正面から攻めている。これから横攻めするなど攻略法を研究してくるはずだから。遠藤だって(上位の壁に)はね返されて苦しんでいる。もう2、3場所見てみないと何とも言えない」と玉ノ井親方(元大関栃東)は慎重だ。

 高砂親方(元大関朝潮)も、これまで見た力士の中では1、2位の怪物であることは認めながらも来場所以降には不安を抱いている。

 「今は勢いがあるし勝ち運に乗っているけど、必ず壁は出てくる。部屋の中に自分より上の関取がおらず、稽古するにはよその部屋に出稽古するしかないなど部屋環境が(不振の)遠藤に似ているのも気になる。どこまで自分に厳しくなれるか。まだ未知の部分が大きい」

 しかし、そんな不安も吹っ飛ばしてしまいそうな勢いだ。12日目は豪栄道を怪物パワーで粉砕。2日連続で大関を破り、悠然と引き揚げてくると「大関が形を作る前に出ようと思った。前に出て勝てたんでうれしい」とはにかんだ。

 13日目には立ち会いで変化する消極的な相撲ながらも横綱鶴竜を退けた。新入幕での横綱戦勝利は昭和48年秋場所で琴桜から金星を挙げた大錦以来、41年ぶりの快挙だ。

 白鵬が敗れ、1敗で並んだ。14日目は直接対決の大一番。「一生懸命、思い切りぶつかっていきます」。100年ぶりの新入幕優勝、ひょっとすると、ひょっとするかも。 (大見信昭)

 

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