角界の怪物・逸ノ城、恩師が語る“強さの秘密” モットーは「嘘のない稽古」 (1/2ページ)

2014.09.27


ファンに囲まれ笑顔を見せる逸ノ城。100年ぶり新入幕Vなるか【拡大】

 大相撲秋場所で新入幕の21歳、逸ノ城(いちのじょう)=本名アルタンホヤグ・イチンノロブ、モンゴル出身、湊部屋=が大関、横綱を撃破し、大旋風を巻き起こしている。ザンバラ髪で快進撃を続けるモンゴルの怪物の強さの秘密を高校時代の恩師が明かす。

 192センチ、199キロの巨体で優勝を争う逸ノ城。「強くなるとは思っていましたが、正直ここまでとは予想していませんでした」と言うのは恩師である鳥取城北高校の石浦外喜義(ときよし)副校長(53)だ。

 2010年、逸ノ城の相撲の才能を見抜き、モンゴルの首都ウランバートルから日本に連れてきたのが、相撲部の監督も務める同氏だ。

 「相撲留学を希望して集まった子供たちの中にいたのが彼だった。目立たない優しそうな子、というのが第一印象。ただ、傑出した太ももの太さに目を見張った」

 逸ノ城はウランバートルから西に約450キロ離れたアルハンガイ県の出身。遊牧民の家に育ち、家畜を飼いながら移動生活をしていたという。

 興味をひかれた石浦氏は、逸ノ城に“原石”の輝きを見いだし、全国屈指の強豪校である鳥取城北高校に迎え入れた。

 「入学時から182センチ120キロの体格があったが、うちにはそれぐらいの部員はゴロゴロいる。最初は試合に出られない日が続いたが腐ることも、ホームシックになることもなく、稽古に励んでいましたよ」

 転機は11年の高校2年のとき。全国大会の団体戦のレギュラーに抜擢されると、主要6大会で優勝に貢献。個人では選抜高校相撲宇佐大会、十和田大会を制した。

 「普段は本当に素朴な子。本名の『イチンノロブ』は言いにくいから、焼酎の名前から取って『いいちこ』と呼んでいた。元気がないときは好物の空揚げをあげていた」(石浦氏)

 今場所の下克上は、「『どんな相手にも臆することなくやれ』と常々言ってきた」(同)という高校時代の経験が生きている。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。