【スポーツ異聞】「F1後進国・韓国」の右往左往 来年のGP日程割り当てられ「赤字で無理」も巨額違約金に戦々恐々 (2/3ページ)

2014.12.22

 さらに、周辺施設は未完成で、関係者の宿泊施設として用意されたのが近隣都市のラブホテル。イタリア紙は「F1チームが“セックスモテル”に押し込まれた」と題して批判。日本人ジャーナリストも5泊縛りで計10万円を支払いながら、ラブホテルに「べつにいいホテルに泊まりたいわけではなく、料金なりに普通であればそれでいいのだが、無性に腹が立ってきた」とブログで運営の不手際を突いた。

 運営でも、セーフティーカーが走行中に振る旗が追い越し禁止の黄旗でなく、レース再開の緑旗だったり、マシン炎上の消火に歩いて向かうなどマーシャルの習熟不足が浮き彫りになった。13年開催でもこの状況に進展はなく、マシンが炎上したマーク・ウェバーは「彼ら(マーシャル)は英語が単語1つすら話せない。意思の疎通が全くできず、車載消火器もあったがなすすべがなかった」と強い不満を表していた。

 モータースポーツ文化の低さを感じさせるだけに、案の定、韓国でF1人気は低い。13年の日本GPは3日間で約21万を動員したのに対し、韓国GPは13年の3日間で15万8163人。前年よりも5989人も減少した。F1ドライバーも観客の少なさへの不満を口にした。

 慢性的な赤字の要因は満載なのだ。韓国のF1組織委員会は昨年12月、14年の開催料を13年の2700万ドル(約32億4000万円)から700万ドル減額を求めたが、交渉は難航。結局、14年日程から外れた。

 このような状況も手伝い、通常50〜60人だった組織委の人数は現在9人まで削減。韓国・中央日報(電子版)によると、全羅南道政府は運営費700億ウォンを来年度予算案に計上しておらず、11月29日までに出さなければならない開催料も支払っていない。これでは5カ月後のGP開催までにスポンサーを見つけてチケットを売ることは事実上不可能とする。

 

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