【スポーツ異聞】「F1後進国・韓国」の右往左往 来年のGP日程割り当てられ「赤字で無理」も巨額違約金に戦々恐々 (3/3ページ)

2014.12.22

 今季、小林可夢偉が所属したケータハムやマルシャが経営危機に見舞われている。さらに、フォースインディア、ロータス、ザウバーの経営が綱渡り状態という。ただF1の商業面を統括するバーニー・エクレストン会長は「人々はF1の危機だと言っている。まったくもってナンセンスだ。危機に直面しているのは数チームだけ」と強気だ。実際、F1の長い歴史の中でオーナーが逮捕されたアンドレアモーダ、エンジン代を支払えなかったフォルティコルセ、約37億円の負債を抱えて倒産したプロストなどチームの不振は枚挙にいとまがない。

 F1本体自体には問題はないようだが、今回の韓国GPに関して、中央日報は、開催中断を要求してきた全羅南道との契約関連交渉を有利に導くための心理戦で、プレッシャーを与える切り札という分析が出ていると伝える。

 さらに、F1の興行権を持つフォーミュラワン・マネジメント(FOM)が来年の韓国GPに固執した場合、韓国組織委は大規模な国際訴訟に巻き込まれる可能性を中央日報は指摘する。契約では16年まで毎年1回ずつGPを開催することになっている。組織委関係者は「FOMから公式立場を伝達されていないが、全羅南道の財政条件や韓国の景気状況などを考え合わせると、大会開催が難しいということに納得する」と話す。

 中央日報が昨年12月に報じたところによると、韓国の地方自治体が10年から開催した5つの国際スポーツ大会で1兆ウォン(約1000億円)以上の赤字を出している。首長が政治的功績を誇示するために強行する例が多く、成功すれば次の選挙で有利になる。後で生じた負債は住民が抱え込むことになる。まさにF1がその典型だ。

 

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