斉藤仁氏逝去にJOCは黙祷せず 関係者「すべきだったかも」

2015.01.23


死去した斉藤仁氏【拡大】

 がん性胸膜炎で亡くなった84年ロサンゼルス、88年ソウル五輪柔道男子金メダリストの斉藤仁さん(享年54)の通夜が22日、大阪市内で営まれた。柔道関係者ら600人が参列し、別れを告げた。

 寂しかったのは、斉藤さんが亡くなった20日の午後、都内で開かれた日本オリンピック委員会(JOC)理事会だった。JOCには理事をはじめ、五輪運動に貢献した人が亡くなった際、黙祷するという慣習があるが、1時間半に及ぶ会議のなかで、その瞬間は来なかった。

 閉会後、ある理事にただすと「斉藤さんはJOCの役員をやっていないので」と冷たく突き放された。一方で「確かに、すべきだったかもしれない。提案しなかった責任の一端を感じる」という声もあった。

 事務局は「局内で相談してみたが、メダリストが亡くなる度に黙祷していたら…、ということで見送った」と説明した。斉藤さんは五輪監督を務めたが理事などの役員に就いていないので該当しないという。

 実は、JOC副会長、日本ホッケー連盟会長などを歴任した上田宗良さんが昨年11月に亡くなっているが、ほとんどの理事は上田さんの訃報さえ知らされていない。

 2020年東京五輪に向けて、JOCからレガシー(遺産)という言葉を耳にするが、これでは単なる謳い文句にしか聞こえない。 (T)

 

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