羽生、頭から消えない激突事故 因縁リンクで払拭できるか 世界フィギュア

2015.03.25


順調な調整ぶりの羽生(共同)【拡大】

 「思い出さなくはない。きょう滑った感じで『こんなこともあった』と思った」

 昨年11月の中国杯で、中国選手と激突し、頭から流れる血で赤く染めた上海の氷上に戻ってきた。フィギュアスケートの世界選手権(上海東方体育中心)の開幕を翌日に控えた24日、ソチ冬季五輪王者の羽生結弦(20)は、公式初練習で因縁のリンクに立った。

 激突事故以来となる上海。忌まわしい記憶がよぎる同じリンクの上で、羽生はトーループとサルコーの2種類の4回転ジャンプに成功。復帰戦を直前にして、腹部手術と右足首捻挫からの回復を示した。

 「思い出さなくはない」というのは本音だっただろう。あの事故をきっかけに、今季の羽生はアクシデント続きだった。昨年末に尿膜管遺残症の手術を受け、腹部を4センチ切った。2週間の入院後、4週間は自宅で療養。焦って練習を再開する中で足首をひねり、また2週間も動けなかった。本格的な練習に打ち込めたのは3月に入ってからだった。

 「しかし、皆さんが思っている以上に全然気にしていない。僕にとってあれは過去。今できることを、まず今やりたい。戻ってきたなという気持ち」

 トラウマをぬぐい去れたわけではないが、自分を奮い立たせてようやく復活の舞台にたどり着いた。悪夢と戦いながら日本人初の連覇に挑む。男子ショートプログラムは27日、フリーは28日に行われる。

 

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