白鵬健在 心配だった“燃えつき症候群”

2015.11.09


白鵬が栃ノ心を豪快な上手投げで転がした【拡大】

 先場所、白鵬(30)は横綱になって初めて休場した。その際、一部関係者がひそかに心配したのが“燃えつき症候群”だった。

 今年の初場所で史上最多33回目の優勝を達成したとき、優勝インタビューで「もう引退なのかなとも考えた」と話している。やるべきことは全部やり切ってしまい、土俵にあがる意味や目標を見失ってしまったのだ。

 その後は気を取り直し、優勝も2回追加したが、先場所は2連敗して3日目で休場。再び精神的に落ち込むのに十分。これをきっかけに土俵を去ってしまうのではと警戒したのだ。

 しかし、それは杞憂に過ぎなかった。横綱は元気に戻ってきた。決して気力が低下していないことは、場所前に初めて行った出稽古に見て取れる。先場所2日目に負け、休場に追い込まれたときの相手、嘉風がいる尾車部屋に脇目も振らず出向き、18番取って18連勝すると、こういったのだ。

 「胸を借りにきました。最近負けた相手ですし、一番勢いがある力士ですから」

 負けん気は健在。これだけ稽古で燃えることができれば、まだいける。初日のこの日は、復活を占う滑り出しが注目されたが、力強さは相変わらず。まわしをとれば力を発揮する栃ノ心を右四つ、上手投げで豪快に投げ捨てた。優勝した7月の名古屋場所以来4カ月ぶりの白星だ。

 「今日は新鮮。力も出せました。寄られたとき、左足一本で残すなど足の状態もまずまず。まあ、今日からですよ。明日以降もこの調子で? そのつもりです」とにこやかな表情も4カ月ぶり。後はこの笑顔を持続するだけだ。 (大見信昭)

 

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