稀勢の運は尽きた 白鵬にあっけなく転がされ…日本人V絶望的

2015.11.19


稀勢の里は白鵬にはたき込まれ土俵に転がった【拡大】

 デカいことをやり遂げるには、運も味方にする必要がある。今場所の稀勢の里(29)が、ただならぬ運に恵まれていることを見せつけたのは、7日目の碧山戦だった。

 もつれた相撲になり、最後に碧山の右ノド輪で土俵下まで突き落とされ、行司の軍配も相手に上がった。ところが、その前に碧山の右足がわずかに土俵の外の砂を掃いていることが分かり、行司差し違えで稀勢の里の勝ちになった。

 まさかの逆転勝ち。これには「思い切っていきました。攻めていたからこそ、こういうことになったんじゃないですか。この調子でいきたい」と苦笑いするばかりだったが、藤島審判部副部長(元大関武双山)は、こういってさらなる発奮を促した。

 「勝ったとはいっても、モヤモヤした相撲ですからねえ。早く会心の相撲でスカッと勝って、気分を晴らさないといけませんね」

 ところが、その「スカッとした」勝ち方がなかなかできない。

 前日の10日目には豊ノ島にもろ差しを許して押し出された。さあ、これからという矢先に手痛い2敗目を喫した。これではせっかくの運も逃げていこうというものだ。

 この日も逆転優勝に一縷の望みをかけて全勝の白鵬に挑戦。立ち合いでは左からイナして横綱を大きく泳がせる場面もあったが、右から顔を張られてはたかれると、あっけなく転がった。

 これで3敗目。今場所も多くのファンが期待した日本人優勝は絶望的。支度部屋での稀勢の里は報道陣の問いかけに無言を貫いたが、今さらいう言葉がなかったのかもしれない。 (大見信昭)

 

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