嘉風“開眼”のウラに師匠の金言 33歳9カ月で大関取りに“本気”

2016.01.15


“開眼”した嘉風が目指すのは大関取りだ【拡大】

 もっか33歳9カ月。今場所は幕内3番目の高齢で自己最高位の関脇に上り詰めた嘉風が、まるで突風が吹くように“開眼”した。その裏には師匠の尾車親方(元大関琴風)のひと言があった。

 「体が元気に動くうちに目いっぱい(好きなことを)やりなさい。オレみたいになったら、何もできなくなるぞ」

 尾車親方は平成24年4月、春巡業先で転倒。頸髄を損傷する大けがを負った。その後の懸命なリハビリで何とか復帰を果たしたものの、今でも歩行が危なっかしい。

 そんな師匠の言葉が心に響いたのか。嘉風は大きくうなずき「今だったら、まだ間に合うな」と自分にいい聞かせたという。

 何が間に合うのか。大関取りだ。年6場所制になってからの大関昇進の最高齢は琴光喜の31歳3カ月。これよりも2歳半も上で挑戦し、成し遂げようというのだから大胆。向こう見ずな感があるが、速攻相撲の奥義を極め「今が一番強い」と胸を張る。その姿は本気そのものだ。

 「初場所と次の春場所ですべてを懸け、最初で最後(のチャンス)だと思ってアタックしたい」と公言。毎日、目の色を変えて土俵に上がっている。

 この日も大関の豪栄道を相手に小気味よく動きまわり、最後は足取りで快勝。笑みを浮かべながら引き揚げてくると「初日は硬かったけど(動きは)だんだん良くなっていますよ。今日も体の切れがよかった」と自画自賛した。

 これで白星先行の3勝目(2敗)。まだ嘉風の“持ち時間”は残っているのか。 (大見信昭)

 

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