日本バレー「世界の中心」の秘密 松平康隆さんの功績 (1/2ページ)

2016.06.02

松平氏が今のバレー人気の礎を築いた
松平氏が今のバレー人気の礎を築いた【拡大】

 黄色い声援が飛び交うバレーボールのリオデジャネイロ五輪世界最終予選兼アジア予選。ジャニタレがうざい、ファンの多くがイケメン選手に興味があるだけで競技の本質から離れているとか批判の声も聞かれますが、スポーツビジネスの尺度で眺めると別の姿が浮かび上がってきます。

 一過性でないこの人気(マーケティング力)と日本が業界の中心に居続けている事実(国際競争力)には、日本のスポーツが産業として経済成長のエンジンの1つとなるためのヒントが満載されていると考えています。

 日本のバレーの競技力が世界を席巻したのは半世紀前の話。世界の列強からは遠く、五輪に出られるかどうかというレベルです。にも関わらず毎年のように日本で開催される『世界×××』と銘打った大会は、若者を中心に関心を集め、CM収入の計算も立ちやすい優良コンテンツとして全国中継されています。

 こんな好循環の基礎を築いたのは、男子バレー監督、日本バレーボール協会(JVA)会長を歴任した故・松平康隆さんというのがスポーツビジネス界の定説です。その業績の数々は実に興味深い。

 始まりは男子日本代表を監督として金メダルに導いたミュンヘン五輪(1972年)。逆立ち歩きや、トランポリンの上でジャンプしながらのレシーブ、アタックなど斬新な練習方法を次々と繰り出し、時間差攻撃や移動攻撃など新戦術も編み出しました。極めつけはチームが五輪に向けて準備するさまを自らの企画・監修のもと同時進行ドキュメントとしてテレビ放送したこと。

 いまスポーツ産業のおいしいところは、ほとんど欧米列強に抑えられています。五輪のスケジュールがアメリカの都合で決まるのは子供でも知っている話ですし、スキー競技で日本人が勝つとルールが変更されることがあるのも有名な話です。

 

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