五輪に賞金を出すべきだ オリンピアンはもっと報われていい プロの仕事には対価を マイナー競技普及の一助にも (1/2ページ)

2016.09.08

卓球男子シングルスで銅メダルを獲得した水谷のガッツポーズにはシビれました
卓球男子シングルスで銅メダルを獲得した水谷のガッツポーズにはシビれました【拡大】

 リオデジャネイロ五輪期間中は、まぶたがむくみっぱなしという方も多かったのではないでしょうか。メダルラッシュで涙腺が緩み寝不足も重なり、私もその1人です。

 これだけの感動を与えてくれるオリンピアンはもっと報われていいと、大会の度に思います。具体的には五輪にも賞金を出すべきではないでしょうか。

 理由は2つあります。第一に、もはや五輪はアマチュアの祭典ではありません。五輪憲章からアマ規定が削除されたのは40年以上前の1974年。以降は世界最高峰の大会であらんとプロの参加を促進してきました。バスケットボール、サッカー、テニスなど出場選手のほとんどがプロで占められている競技もあります。そしてスポーツに限らず、プロにプロとしての仕事をしてもらうときには、対価を払うのが現代資本主義における最低限のエチケットです。

 116年ぶりに競技に復活したにも関わらず男子の世界トップ3が欠場を決めたゴルフは、商業目的の興行にプロをタダで使おうとする矛盾を露呈した象徴的な例です。

 プロゴルフの大会のほとんどは非営利団体が主催しています。当該団体はプロにふさわしい賞金を出すべくスポンサー集めに奔走するわけです。そして剰余金をそれぞれの理念のもと慈善事業に寄付する。こうした趣旨、使途が明瞭な環境で戦うプロが賞金も出ず、興行で生まれた利益の行方にも関与できない五輪に出る理由はないと考えたとしても、不自然なことではないでしょう。

 賞金を出すべき理由のもう1つはマイナー競技の普及です。マイナーでも種目になっている以上はオリンピック・ムーブメント(青少年の教育、平和の推進)の担い手であり、メダリストは英雄的な存在。その英雄が実は生活に汲々していることになれば、目標や模範としての説得力も弱まるじゃないですか。

 

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