日本版「NCAA」設立の意義 大学横断的かつ競技横断的な中央統括組織 (1/2ページ)

2017.01.05

 夕刊フジ読者のみなさま、明けましておめでとうございます。本年も引き続き、スポーツの振興が日本の発展に寄与できると信じて発信を続けていく所存です。よろしくお付き合いください。

 私にとって、本年前半のハイライトとなるのが『大学スポーツの振興に関する検討会議タスクフォース』(スポーツ庁の審議会。以下TF)です。昨年11月から座長として携わっている同TFは、アメリカのNCAA(全米大学体育協会)のような中央統括組織の設置に向けて検討を行っております。

 NCAAは110年の歴史をもつ大学運動部の統括組織で、全米の大学2300校中1200校が加盟。アメリカンフットボール、バスケットボール、野球、アイスホッケー、テニス、ゴルフ、陸上競技などさまざまな競技を統括しています。

 NCAAが運営する競技大会のうち、とりわけ全米大学バスケットボール選手権は、全米が熱狂する大会に成長しており、生み出される収益は放映権料だけで1000億円を超えています。

 一方、日本にはこうした中央統括組織がなく、大学スポーツの運営は、競技種目別に組織されている学生競技連盟いわゆる「学連」が担ってきました。その「学連」も地域ごとの色が強く、全国を横断する機能は乏しい場合がほとんどです。盛況の箱根駅伝も、関東学生陸上競技連盟が主催しています。

 そもそも個々の大学においても、部活動は学生の自主的な「課外活動」であり、大学当局は関与しないという前提です。

 そこに2015年、スポーツ庁という専門機関ができ、スポーツの意義やありかたを洗いなおしてみると、大学スポーツが、潜在力満載である一方、いまそこにある危機も満載で、大学横断的かつ競技横断的な中央統括組織を設置する必要アリとなった次第です。

 
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