サッカー協会職員に初の元Jリーガー!チビッコと奮闘中

★日本サッカー協会の平間智和さん(35)

2012.08.31


自ら“元Jリーガー”の夢先生として子供たちを指導している【拡大】

 日本サッカー協会で、初の元Jリーガー職員が奮闘している。横浜Mなどで活躍した平間智和さん(35)は、2008年から出向の形で勤務してきたが、実績が認められこのほど晴れて正式職員に。下部リーグのJFLなどでもプレーした苦労人は、その経験を生かし「JFAこころのプロジェクト」で子供たちに笑顔をふりまく毎日を送っている。(聞き手・夕刊フジ編集委員 久保武司)

 −−現役引退は30歳

 「もう厳しいかな、と思って。関係者の誘いで、協会の仕事を手伝わせてもらうことになりました」

 −−はじめは“お荷物”職員だったとか

 「電話もとれない、パソコンもできない。“なんとかなるさ!”と思っていましたが全くダメ。ある先輩に『できることを何か見つけろ』といわれました」

 −−壁に直面した

 「サッカー人生も中途半端でしたから、ここで諦めたら次も中途半端で終わってしまう。自分から“無理です”というのは絶対に言わないように、とにかくしがみついてやろうと」

 −−選手時代も苦労を

 「大きな声ではいえませんが、飲食業でアルバイトをしていました。そこのボスには本当にお世話になりました。『お前の接客ではお客さんは楽しんで帰れないぞ』と、本気で怒ってくれたことは今でも忘れられません」

 −−現在は子供たちと触れ合う仕事に

 「格好つけずに“楽しいオッサンでいこう”って。子供たちの笑顔こそ、僕のボーナスなんだと思っています」

 −−選手とは違う立場で実感することは

 「社会というのは、トップに立つ方々の仕事が大切だと実感しています。サッカー選手は自分さえ活躍すればいい世界ですから」

 −−トップに立つ人のイメージとは?

 「やはりスピードです。やると決めると何もかもが速い。岩手・遠野市で子供たちに授業行う夢先生を飛び込みで持ちかけると、市長さんに『すぐにやれ』と仰っていただいた。昨年の東日本震災のときも『手続きはあと。今すぐに炊き出しをやれ!』と指示を出されていた」

 −−教育現場では

 「すてきな校長先生にも共通点があります。子供の目線できちんと考えているということです。校長先生にお会いすると、学校全体の雰囲気もよくわかります」

 −−代表経験もない元選手が職員になった。将来は?

 「日本サッカー協会の会長になろうと思っています。何笑っているんですか? 本気ですよ」

 

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