【W杯23戦士名鑑(12)】FW岡崎慎司(マインツ) 「下手だから練習」でゴール量産

★FW岡崎慎司(28)マインツ

2014.06.01


日本代表FW・岡崎慎司【拡大】

 W杯で勝てる国には、強いポイントゲッターが存在する。日本代表には欧州主要リーグで日本人最多15ゴールを決めた、FW岡崎慎司(28)=マインツ=が健在だ。

 「オレは足も遅いし、背も低い…。おまけに頭も悪いんですから」と笑わせるが「だからここまでくるのに目的意識をもって練習をしてきました」と胸を張る。

 父は草野球を愛し、母はテニス選手だった。小学2年の時、兄の影響を受けてサッカーを始めた。「何でもすぐ飽きていたけど、サッカーだけは違った」とすぐにのめり込んだ。

 地元・兵庫の強豪校・滝川二高に進学。サッカー部では1年生からレギュラーを獲得、3年では主将を務め活躍。そして2005年に清水エスパルスに入団した。

 当時の長谷川健太監督(現G大阪監督)は「8人いたFWの8番目だった。体も小さく、足も遅い。FWでは無理と思った」。手薄のサイドバックへのコンバートか、他クラブへのレンタル移籍も検討していたようだ。

 それだけに本人も「保父さんになろうかと資料請求をした」ほどだったが「下手だから練習する」“岡崎イズム”が奮起スイッチを入れた。

 「足が遅いから速くしたい」と法政大学陸上部の門を叩いた。歩き方の矯正から始まり、スムーズな走り方を追求し、体の軸が上下動しない陸上選手のフォームを習得。だからこそ、ピッチであれだけ動き回れるのだ。

 クラブもあえて2軍戦でボランチやサイドバックなどのポジションで起用。これが攻守ともに動ける礎となった。

 ナイスガイである。2012年、ドイツ・ブンデスリーガでの試合で、ホッヘンハイムのFW宇佐美貴史(現G大阪)のスライディングタックルを受け左足親指を骨折。だが「マジでいいタックルでしたわ、天晴れ!」。謝罪に訪れた宇佐美に笑顔でそう答えた。

 昨年6月、コンフェデ杯の開催地ブラジルへの出発前に散髪。「M字ハゲがバレてきたから」と自虐的に短髪にした。マインツの公式ツイッターでは「生まれ変わったら柴犬になりたい」と答え人気を博した。まさに“いじられキャラ”だが「いい時も悪い時も平常心。それが一番強い人間だと思うんです」。この男の信条である。

 ■岡崎慎司(おかざき・しんじ) 1986年4月16日生まれ、兵庫出身。滝川二高卒後2005年清水に入団。08年からFWとして頭角を現し09年にはJリーグベストイレブン選出。11年にドイツ1部リーグのシュツットガルト、13年にマインツへ移籍。今季は同リーグ日本人最多の15ゴールをマーク。A代表は08年初選出。174センチ、76キロ。血液型はO型。

 

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