勝ちすぎるJ2湘南の悩み 首位独走しているが「勝利給」の原資が…

2014.07.29

 勝ちすぎるのも大変だ。今季J2で快進撃を続ける湘南ベルマーレに、背に腹はかえられない悩みが浮上している。

 23節を消化し22勝1敗(勝ち点66)、負けないサッカーで首位を独走。昨季J1で6勝しかできなかったチームが大化けした理由は「走らない選手を使わない」(●(=恵の心を日に)貴裁監督)というシンプルな方針。今季J2では攻撃回数、パス、クロスともリーグ単独トップの攻撃サッカーを展開中だ。

 だが、この勢いが続くと「勝利給」の原資が底をつく可能性があるという。Jリーグでもこの状況は把握しており「ここまで勝つとは湘南のフロントも想定していなかったようです」(同幹部)と心配顔だ。

 例年、J2では夏場に入ると上位チームが必ず体力低下から“ガス欠”を起こし、負けが込むことが続いている。しかし湘南は5月24日のアウェー愛媛戦に0−1で今季初黒星を喫してからも、しっかり8連勝中なのだから、大したもの。

 Jクラブの勝利給は各クラブで「社外秘」扱いだが、J2では1勝=10万円が相場。ベンチ入りは18人までで、仮に勝利給が10万円とした場合、1勝=180万円。すでに22勝している湘南は、総額3960万円を支給したことになる。

 湘南はこのほど、某スポンサーから提供を受けて、チームを応援するテレビ番組がスタートするはずだった。しかしスポンサーの了承を取り付け「急きょ(番組を)やめて勝利給に回したと聞いています」(Jリーグ関係者)とやりくり中だ。

 クラブの2013年度決算では1100万円の赤字。しかし選手の年俸などを含む人件費はわずか5億300万円、同じく昨季J1から陥落したジュビロ磐田の人件費が13億円を超えている一方で、身の丈にあった経営で快進撃を続けている。

 J2は残り18試合。12勝以上すると勝ち点は100を超える。今の湘南なら十分可能だが、果たして勝利給の方は…。 (夕刊フジ編集委員・久保武司)

 

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