サッカー協会、止まらぬ負の連鎖 責任問われる人物が再び監督選び

2015.02.08


任命責任は不問に付された霜田技術委員長【拡大】

 いったい今度はどこの国の指揮官なのか。日本サッカー協会は6日、東京都内で臨時の技術委員会を開き、代表監督の後任について討議した。結局、ザッケローニ元監督、アギーレ前監督と連続で惨敗監督を連れてきた霜田正浩技術委員長が中心となってリストアップすることになった。監督候補は外国人指揮官5人で日本人は除外された。霜田委員長は「誰から交渉していくという優先順位の話もした」と、近日中に離日する。

 密室での代表監督選考は今回もまた同じ。技術委員会の後に行われたJリーグの強化担当者会議の中で霜田委員長以下の現体制を維持することが確認された。日本代表は3月27日にチュニジア戦、同31日にウズベキスタン戦と国際親善試合を控えている。「理想は3月(7日)のJリーグ開幕から選手を見てもらいたい」と同委員長。

 早ければ2月にも契約にこぎつけたい考えを示したが、アギーレ前監督の解任に絡んで責任を問われる人間が、再び後任を選ぶことは、形式的との批判は免れない。さらに検証や反省のないままの日本協会の姿勢は相変わらずだ。

 そもそも代表監督選びの失敗の一因は一貫性のなさにある。「ドーハの悲劇」となったオランダ人のオフト氏以降、ブラジル、日本、フランス、イタリア、そしてアギーレ監督のメキシコと、国籍はさまざま。「現在の低迷を招いた要因のひとつ」と、とらえる関係者も多い。

 この日の技術委員会でリストアップした5人について、「まずはビッグネームから交渉する」(協会関係者)という。「この6カ月が無駄だったとは思っていない。日本の進むべき道は変わらない」と霜田委員長は継続性を強調。このまま欧州路線を踏襲する可能性もあるが、ザッケローニ元監督、アギーレ前監督で公式戦で成績を残せなかったという事実は重い。

 過去に技術委員会が選んだ監督が覆ったことは一度もない。果たして“負”のスパイラルから脱却できるのか。 (夕刊フジ編集委員・久保武司)

 

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