【ジーコの想い】マスコミへの“神対応” (2/2ページ)

2015.03.04


常に大勢の記者に囲まれながら、メディアとの間にトラブルは無縁だったジーコ【拡大】

 代表監督時代、チームの練習を常に公開した。「非公開練習に何の意味があるのか。オレを犯罪者にしないでくれ」と話すなど、記者との関係はいつも良好だった。

 しかし、W杯ドイツ大会の出場権のかかった北朝鮮戦(無観客試合)だけは雰囲気が違った。試合直前、「今日からはメディアとは一切話さないから、そのつもりでいろ」と言ってきた。その後は何を聞いても無言だった。

 この試合中、いつもはあまり指示を出さないジーコがテクニカルエリアに張り付き、最初から最後まで絶叫していた。どうなることかと思った。が、一番乗りでW杯本大会出場が決定すると、「スズキ、何仏頂面してるんだ?」とジーコ。

 「実はこの試合の重要性と無観客試合という特殊なシチュエーションでチームがゲームだけに集中できるように、わざと雰囲気作りをしたんだ」という。サッカーの神様の、それこそ“神対応”を見たような気がした。

 3日、62歳になったジーコ。今年も日本から来たお祝いメールすべてに自らが返信する。 (元日本代表通訳・鈴木國弘)

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「PENSAMENTO POSITIVO」(ペンサメント ポジティーボ)はポルトガル語で「ポジティブシンキング」「頑張れ」の意。ジーコがよく色紙に書く言葉の1つ

 

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