“ゲタ”を履かせてもらえる海外移籍の時代終焉 鹿島・柴崎はスペイン2部、斎藤は横浜M残留

2017.02.02

テネリフェに到着してチームのマフラーを手にした柴崎(テネリフェ公式ツイッターより)
テネリフェに到着してチームのマフラーを手にした柴崎(テネリフェ公式ツイッターより)【拡大】

 もはや日本代表レベルの選手も欧州では「売り手市場」ではいられなくなった。

 J1鹿島MF柴崎岳(24)が不本意ながらスペインリーグ2部・テネリフェへの移籍を決めたことからも、それは明らかだ。J1横浜FW斎藤学(26)も熱望していた海外移籍がまとまらず、横浜のキャンプに参加するそうだ。

 これまで日本代表クラスの選手が欧州へ移籍する場合、日本企業のスポンサー付きが前提だった。大物代理人も介在し、移籍は比較的スムーズに進んだ。そうやって“ゲタ”をはかせてもらって海外に移籍する時代は終わったといえる。

 柴崎と斎藤をめぐる一連の経緯をみると、欧州のチームが「是が非でも日本人選手が欲しい」とは思っていないことがわかる。

 柴崎は昨年12月のクラブW杯決勝で、レアルマドリードから2ゴールを挙げた。アジアの選手がレアルから1試合2ゴールなんて、世界中を見渡しても柴崎しかない。この冬の移籍市場ではオファーが殺到してもおかしくなかったが、結局柴崎は希望のスペイン1部リーグには移籍することができなかった。もちろん2部に決まった以上、石にかじりついても頑張って1部にはい上がってほしいが、もう日本選手は、海外だから、欧州だからという考えから卒業したほうがいい。

 世界のサッカー界は目まぐるしいスピードで動いている。移籍する場合は自分のことをどうしても欲しいといってくれているクラブを選ぶことが極めて大切な時代になった。いったん海外に出た選手がJリーグ復帰をためらっているという話をよく聞くが、大きな勘違いだ。自分のことを本気で欲しがっているJクラブがあるなら、迷わず帰ってくるべきだ。

 今後は、最低でもFW本田(ACミラン)、MF香川(ドルトムント)の全盛期レベルの選手が出現しないかぎり、欧州ビッグクラブから日本人選手へのオファーは当分かからないだろう。 (元J1仙台監督・清水秀彦)

 

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