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金融サミット後も不安続々…米シティ、GMも崖っぷち

 米国の経済不安は金融サミット後も一向に収まらない。米時間17日の株式市場は大幅続落。米銀行大手シティグループは5万人超の人員削減を発表し、経営危機に直面する米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は保有するスズキ株をすべて手放すなど、崖っぷちに追い込まれている。

 17日のニューヨーク株式市場は、主要銘柄で構成するダウ工業株30種平均が前週末終値比223.73ドル安の8273.58ドルと大幅続落。ハイテク株中心のナスダック総合指数も34.80ポイント安の1482.05と急落した。

 株安のきっかけは、シティが投資銀行部門を中心に従業員5万3000人を削減する大規模リストラ策を発表したことだった。同社は今年に入りすでに2万2000人を削減済みで、今回発表の分を含めると昨年末時点の従業員数37万5000人から約2割減となる。半面、役員報酬の引き下げ決定は12月31日以降に先送りしたことで非難を浴びた。

 サブプライム住宅ローン関連の損失で巨額赤字が続くシティは、資産売却やコスト削減を急いでいるが、公的資金の注入額がすでに決まっている250億ドル(約2兆4000億円)では足りないとの見方が根強い。このため同社の17日の株価は0.63ドル(6.62%)安の8.89ドルと下落。シティコープと保険大手トラベラーズ・グループが合併して現在のシティが誕生した1998年以降、初の10ドル割れとなった。

 一方、経営危機に陥っているGMは、資本提携していたスズキの発行済み株式の3%(1641万株)を223億円で売却し、スズキが全株を買い戻す。市場関係者の間では、年末にもGMが資金繰りに窮するとの観測が出ており、資金確保のための窮余の策とみられる。

 ただ、燃費の悪い大型車の販売低迷で業績が悪化したGMにとって、不振から脱却するにはスズキなど日本勢が得意とする低燃費の小型車や環境対応車の技術導入が不可欠だ。

 GMとスズキは当面、共同事業を継続する方針だが、資本関係がなくなったことで、GMの経営再建は一層不透明になっている。

 GMの17日の株価は0.17ドル(5.65%)高の3.18ドルと上昇したが、低迷脱却にはほど遠い。

ZAKZAK 2008/11/18

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