MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

社会ホーム > 社会 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • ブックマークに追加する

「ワタシ、女の子なのに…」ツヨシの名前はそのまま

クマ雄雌取り違え

 雄のはずだった北海道・釧路動物園の人気者、ホッキョクグマの「ツヨシ」(4)は実は、雌だった。絶滅の危機が高まるホッキョクグマ。ツヨシは2005年、札幌市円山動物園から釧路の「クルミ」(11)のもとへ子作りのために“婿入り”したが、思わぬ事実発覚に関係者は繁殖計画の変更を余儀なくされている。

 生殖器や乳房が厚い毛の下に隠れている熊やパンダの性別判定は特に難しい。上野動物園動物相談室は「雌のパンダに雄の名前をつけたこともある」という。

 本来、繁殖期や子育て以外は群れずに単独で狩りをして生活するホッキョクグマの生態に、雄雌の違いはない。釧路動物園の学芸員、井上雅子さん(59)は「ツヨシとクルミが並んでおしっこしている様子をみても同じところから出ている。雄はもっと前の方から出るのかもしれないが、他に雄がいないので比較もできかった」と外見だけで判定することの難しさを語った。

【釧路動物園の繁殖計画見直し】

 5月29日にクルミの母親が死んだことをきっかけに、同居を始めたツヨシとクルミ。発情期になってもツヨシに雄らしい行動が見られなかったため、「もしかしたら」と2回に及ぶDNA鑑定を行ったが、確信を得られず、麻酔で倒して触診するという最終手段に出た。体重の計測ができないホッキョクグマにとって、麻酔は投与の量を一歩間違えれば生命の危険もあったが、「繁殖を目指しているわけですから、どっちみち判明させなければならない」(井上さん)と、12月7日のツヨシの誕生日の前に雌雄を決した。

 「クルミにはちょっと残念でしたが、そもそも数が少ないホッキョクグマ。雌であっても調整がつけば繁殖自体にはいいこと」と今回の結果を前向きに捉える井上さん。今後は旭山動物園を中心とした道内4園で話し合い、繁殖計画を立て直すという。

 女の子になっても今までと変わらず道内随一の広いプールで元気に泳ぎ回っているツヨシ。呼びかけると「ハーイ」と言わんばかりに振り向くツヨシの名前を変える予定はないという。

ZAKZAK 2008/11/27

社会ニュース

もっと見る