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株失敗が引き金?損失数百万…厚生次官連続テロ男

動機の「仇討ち」も保健所の所管知らず絶句

小泉容疑者(クリックで拡大)

 厚生次官連続テロで、銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅容疑者(46、写真)が、3−4年前に東京都内のコンピュータープログラミング会社を辞めさせられた後、インターネット株取引で生計を立てていたことが分かった。捜査本部は、取引の損失により数百万円の借金を抱え、自暴自棄になったことが犯行の引き金となった可能性があるとみて、生活実態の全容解明を進めている。

 小泉容疑者は6年間在籍した佐賀大理工学部を中退後、コンピューター関連の計4−5社に正社員として勤務。一時、実家のある山口県柳井市で家業のアイスクリーム卸業を継ぐための準備に入った。しかし、売り上げが低かったため、「このままでは(父親と)共倒れになる」などと、インターネットで探し出した都内のコンピュータープログラミング会社に再就職していた。

 3−4年前に解雇された後は無職となったが、このころから自宅のパソコンで株取引を開始。生活費を捻出していたが損失がふくらみ、多額の借金を抱えた末に犯行を決意したとみられる。

 調べに、「当時の蓄えがかなりあり、それで生活していた」「もう人生に未練がなくなった。体力的にも今しかないと思った」とも供述しているという。

 今月22日夜、警視庁に出頭した際、レンタカーから刃物10本が見つかったが、犯行に使われたサバイバルナイフ1本を除き、これらのナイフ収集も3−4年前から始めていたという。

 小泉容疑者は、元次官ら襲撃対象者の住所を1年以上前から調べていたという。「日暮れが早い11月を狙った」と供述しており、当時から犯行を計画し、今年夏ごろには数回の下見や刃物を購入するなどして、準備を本格化させたようだ。

 その一方で、直接の犯行動機と供述している、34年前の飼い犬「チロ」の保健所による殺処分について、取調官の指摘で保健所の所管が厚生労働省でないことを知ると「えっ」と絶句。各都道府県や政令市によって運営されている事実を「知らなかった」と話すなど、あまりにも短絡的に元厚生次官ら10人をターゲットに定めたことも明らかになっている。

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ZAKZAK 2008/11/27

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