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渡辺喜美“倒閣”宣言!危機意識ない「麻生離れ」深刻

「このまま続けば、みんな不幸になる」

周囲の雑音も気にせず、過激な発言を連発する渡辺氏
周囲の雑音も気にせず、過激な発言を連発する渡辺氏

 麻生太郎首相の求心力が落ちている。舌禍や迷走ぶりが直撃し、特に自民党中堅・若手の「麻生離れ」が顕著になっているのだ。その急先鋒ともいえる渡辺喜美・元行政改革担当相(無派閥)が夕刊フジのインタビューに応じ「麻生内閣がこのまま続けば、みんな不幸になる」と一刀両断。「危機感を共有する仲間を増やし、すぐに選挙をやって非常時対応内閣を作るべきだと訴えていく」と事実上の“倒閣宣言”を行った。

 渡辺氏は、塩崎恭久元官房長官や茂木敏充前行革担当相ら、党内の中堅・若手24人で「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を結成し、首相に2次補正の早期提出を求めた。

 この会は9月の自民党総裁選で小池百合子元防衛相を支持した渡辺氏をはじめ、首相と距離を置くメンバーが多く、自民党内では「反麻生グループ結成」とも受け止められた。

 これについて渡辺氏は「塩崎氏に声をかけられた。『私が入ると過激派や倒閣集団と言われるが、それでもいいか』と尋ねたら『それでもいい』と言われた」と語り、そうした側面もあることを認めた。ただ、反麻生の筆頭格である中川秀直元幹事長とのつながりについては、「特になんの連絡もないし、こっちから接触していることもない」と否定した。

 一方、首相が2次補正の今国会提出を見送ったことについては、「景気はものすごい勢いで悪化している。デフレスパイラルに陥り、大恐慌になる可能性も出ている。麻生政権には、そうした危機意識がない」と断罪したうえでこう話す。

 「欧米は政治主導で早く手を打ち、一番遅れているのが日本になってしまった。スピードが大事といいながら、スピードのある政策実行をやっていない。なにをかいわんや、だ」

 さらに、公務員制度改革の後退や定額給付金での迷走ぶりも指摘し、「大戦略がなく、官邸主導ができていない。アイデアを出してもクレームが付くと右往左往する」と批判。

 「いまのところ、危機意識のない麻生内閣ではこの危機を乗り切るのはムリだ。早急に選挙をやり、首相指名で1、2位のコンビで危機管理内閣を作るべきだ。1カ月で済む」と、麻生内閣に引導を渡した。

 永田町では来年度予算案成立後の来春など、選挙が先送りされたとの見通しもあるが、「みんな不幸になるんじゃないか。倒産と失業。世の中は千々に乱れていくだろう。選挙をするしかない」と述べたうえで、今後の自身の行動についてもこうブチまけちた。

 「ウルトラC、秘策はない。同じ考えを持った仲間を増やす。公務員制度改革や解散要求など二の矢、三の矢も考えている」

 こうした渡辺氏らの言動に対して、27日の自民党各派の総会では「渡辺らは目立ちたいだけ。党で決定したことには従うべきだ」などと批判が噴出。さらに、「離党して新党結成するつもりでは」などとの声も出始めている。

 これについても渡辺氏は、「いろんな立場がありうると思う。政治の世界は一寸先は闇だ。急激な変化をする。いまの段階ではどういう形態でというのは言えない」と答え、含みを持たせた。

ZAKZAK 2008/11/28

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