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色素細胞はストレスに弱く…「苦労で白髪」ある?

知りたくもない!?カラダの不思議

 いよいよ師走。

 片付けなければいけない仕事もたっぷりで、「苦労で白髪になりそう…」なんて気にもなるもの。ところで、「苦労で白髪になる」って実際にあるのか。苦労と白髪の関係は? 毛髪の研究をする島根大学・生物資源科学部准教授の松崎貴先生に聞いた。

 「色素細胞はメラニンという黒い色素を細胞内で合成するのですが、メラニンになる前の物質は、細胞にとって毒性があります。そのため、毛母細胞に比べて、色素細胞は細胞ストレスに弱く、死にやすいといわれているんですよ」

 つまり、過剰なストレスがかかると、細胞内でもさまざまなストレスが生じ、たとえば活性酸素が分解されずに残って細胞を傷つけたりするのだという。

 「そうした細胞ストレスの結果、細胞内でのメラニン合成系が停止したり、色素細胞自体が死んでしまったりして、白髪になると考えられます」

 となると、ストレスがなくなれば、黒髪に戻るのか。

 「細胞内でのメラニン合成系が停止した場合、ストレスがなくなればまた途中から黒くなりますが、色素細胞自体が死んでしまった場合には、毛周期がひと回りして次の毛髪が生えるまで白髪のままです」

 次の毛周期では、もう1度ストック(色素幹細胞)から色素細胞が供給されるため、黒い毛が生えてくるというが、残念ながらしばらくは白髪のままらしい。

 ちなみに、「苦労で抜け毛」の可能性は?

 「強いストレスは円形脱毛症を引き起こすことがあります。他に、ストレスは血管を収縮させる方向に働くことが多いので、毛髪を作り出す器官である毛包周囲への血液の供給が低下し、毛髪の成長が悪化することはあると思います」

 健康な髪のためにも、あまり思いつめず、悩まず、この師走を乗り切ろう。

ZAKZAK 2008/12/10

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