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にらみ合い必至?「稲川会」移転で「住吉会」に大接近

TBS赤坂サカス付近

 指定暴力団「稲川会」の本部事務所が東京都港区六本木7丁目から同区赤坂6丁目に移転し、同じく赤坂に本部を構える「住吉会」と“ご近所”になってしまった。広域暴力団の本拠地がこれほど隣接するのは異例。赤坂地区はTBSの再開発複合施設「赤坂サカス」などで再び脚光を浴びているが、両暴力団の“にらみ合い”は必至で、周辺の飲食店や住民に衝撃が走っている。警視庁はあまりにも近すぎる両本部が、抗争の火種にもなりかねないとして、最高レベルの警戒を始めた。

 警視庁は7日、稲川会の本部事務所が同日付で六本木から赤坂のビルに移転したと公表した。同会幹部から警視庁サイドに「六本木の事務所を赤坂に移すことになった。事務員を置いて活動している」と連絡があったという。

稲川会の関連会社が取得したビル(クリックで拡大)

 稲川会の本部事務所は1972年から六本木の雑居ビルにあったが、老朽化に伴いビルの取り壊しが決定。今年2月末までに退去することになったため、約500メートル離れた赤坂の土地と3階建てビルを約3億2000万円で購入したという。そのわずか約250メートル先に住吉会の本部事務所がある。

 同庁によると、稲川会は構成員が約4800人で、指定暴力団としては山口組、住吉会に次ぐ規模。同庁は現在、周辺を重点的に巡回して監視を続けるとともに、「住民パワーで暴力団の侵入を阻止する」(幹部)として、移転先の地域住民らと21日、暴力団排除協議会を結成、事務所設置を阻止する運動を進める方針だ。

 両者の本部事務所近くには戸建て住宅のほか、大使館やホテル、TBS本社など企業も多く、買い物客や観光客も多く訪れている。特にビル前の道路は地元の小中学校の通学路とあって、港区も不安を隠せない。

 暴力団社会も、米国発の金融危機の影響をもろに受け、“シノギ”が限られてきているという。赤坂という大繁華街の利権を巡り、両暴力団の一大バトルが起きる危険性も高まっている。

ZAKZAK 2009/01/08

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