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星島被告の妄想「性奴隷」氾濫…アニメからネットまで

逮捕時には自作の強姦イラストも

 東京・江東区のOL殺害・切断事件で、13日行われた元派遣社員、星島貴徳被告(34)の初公判で明らかになった遺体損壊、遺棄の手口は身の毛がよだつものだった。星島被告は猟奇的な犯罪に自身を駆り立てた動機として「女性を性奴隷にしたかった」と述べている。調べてみると、「性奴隷」なる造語は、あまりにも身近に氾濫していた。

 星島被告は逮捕時、カバンのなかに自作のイラストを所持していた。初公判で検察がプロジェクターに映し出したその内容は、「女性同士の絡みや女性が強姦される様子が描かれたアニメ調の絵」(傍聴者)だった。星島被告はまた、「外道」というタイトルで、女性が強姦される内容の同人誌を出したこともあったという。

 被害者を拉致した際もAVを見ていたという星島被告が、好んで鑑賞していたAV嬢の出演作にも「人間玩具」などといった陵辱系の作品が多かった。

 星島被告は一般女性との交際経験はなく、日ごろからAVやアニメ、同人誌などで妄想を膨らませていたが、この「性奴隷」という言葉でインターネットを検索すると、いとも簡単に衝撃的なサイトに出くわす。

 「性奴隷貸し出します」と書かれたサイトでは、オーストラリア在住という管理者が世界中の“愛好家”に2日間4000ドルから1年間12万7000ドルの料金で女性を貸し出す、としている。

 家電量販店のアダルトコーナーにも、“美少女監禁系”のタイトルがズラリ。いずれも、ロリータ風の少女がわいせつ行為を強要されながら、次第に「性奴隷」に調教されていくという内容。星島被告は性奴隷を「私とのセックスに依存し、私を必要に思う存在」と定義したが、こうしたアニメの影響とみられる。

 これらのアニメではしばしば、少女の肉体改造や内臓をえぐり出すなどの狂気じみたシーンが展開する。星島被告の猟奇犯罪がこれに触発されたものだとしたら恐ろしいが、元AV男優で現在は成人雑誌編集長を務める男性(43)は「『性奴隷』をテーマにした日本発のエロアニメは世界中から圧倒的支持を得ている」と語る。

 「ただ、現実の世界で女性関係を形成できず、性欲は旺盛なのに健全なセックスができない若者がこれらの作品から短絡的な性の知識を得ているとしたら、きわめて危険な状況といえます」

 オタクジャーナリストの篠本634(ムサシ)氏も「同人系陵辱アニメやゲームは、過激であればあるほど売れる。それが即、犯罪に直結するとは言いがたいが、『性奴隷』の妄想と現実の違いが分からない人間がこれらの作品に触れたとき、より悪い方向に向かう可能性はある。とはいえ、これらのコンテンツはインターネットで簡単に手に入る。規制をかけることは不可能」と危惧している。

ZAKZAK 2009/01/14

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