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オバマ演説書いたのは…27歳スピーチライターに注目

童顔、短髪、ジーンズ姿で一見大学生

 世界中の耳目を集めたバラク・オバマ米大統領(47)の就任演説。その原文を書き上げた弱冠27歳のスピーチライター、ジョン・ファブロ氏にも注目が集まっている。「チェンジ」という端的な言葉で聴衆を熱狂させた選挙戦から一転、就任演説では米国民に切々と「責任」を呼びかけた。その緩急の使い分けは、なかなかの手練れぶり。いったい、どんな若者なのか。

 童顔で短髪、ジーンズ姿。時にはホテルのロビーで、時にはワシントンの人気コーヒーチェーン店の片隅で、マックブックを前に草稿を打つ姿は一見、大学生のようだ。

 東部マサチューセッツ州出身。地元の小さな大学を2003年に卒業後、ジョン・ケリー民主党上院議員の陣営に参加。04年の大統領選に出馬したケリー氏の演説草稿を担当したのが政界での初仕事だった。

 オバマ氏とは04年夏の民主党大会で知り合った。オバマ氏が練習していた基調演説を耳にし、「その言い回しはこう変えたほうがいいのでは」と口を挟んだのがきっかけ。この基調演説が党大会で評価され、オバマ氏を大統領選に向かわせる原動力となった。

 05年にオバマ陣営に参加。ファブロ氏は、オバマ氏の自伝「マイドリーム」を持ち歩き、その思考や発言を徹底的に研究した。

 演説の草稿は、オバマ氏が語る言葉をファブロ氏がタイプし構成する。行き詰まるとオバマ氏が「一緒に一番いい答えを探そう」と声をかけることもある。その連係で昨年末には就任演説の草稿を書き上げたという。

 大統領上級顧問のデービッド・アクセルロッド氏は「バラクは彼(ファブロ氏)をとても信頼している。自分自身の言葉に関する権限を彼以外の人間に委ねるつもりはないだろう」と話す。実はファブロ氏は就任演説を最後に、「今後は作家や映画のシナリオなどを書きたい」と考えていたが、オバマ氏のたっての希望でホワイトハウス入りが決まったという。

ZAKZAK 2009/01/22

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